自分自身を厳しく裁き、自己評価が非常に低い問題をどう解決するか?

アダルトチルドレンは「自分自身を厳しく裁き、自己評価も非常に低い」(問題リストの11番目)と言われます。
その原因はどこにあるのでしょうか?
原因と解決策を明らかにします。

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1.日々の棚卸しをやり続けることによって性格上の欠点がより明らかになる

ステップ10の日々の棚卸しをやり続けていて気づいたことがあります。
それは自分自身の対人関係についての考え方です。

一つは「他人が全部悪い。私は全然悪くない」というものです。
もう一つは「人々は私の思ったとおりに動いて当然である」という誤った思い込みです。

しかし私が私自身のために生きており、他者のためには生きていないように、他の人たちだって皆自分自身のために生きているのであり、私のために生きているわけではありません。

ですから現実の世界では誰一人としてありのパパの思ったように動く人はいません。
その結果を見て失望し、「人々が私の思ったとおりに動かないのは人をコントロールする能力に欠陥があるからだ。こんな欠陥人間の私は生きている価値がない。死んだほうが良い」と考えました。

これはアダルトチルドレンの問題リストの11番目にある「私たちは自分自身を厳しく裁く。そして自己評価も非常に低い」とあるのと一致します。
ただし、ありのパパの場合は良心的に生きているから自分に厳しいのではなく、「人は私の思ったとおりに動いて当然である」という間違った思い込みの上に、「人をコントロールできないのは自分のコントロール能力に欠陥があるから」という見当はずれな解釈を施していたからでした。

この誤りに気づくと「人をコントロールしてしまえばよい」と強迫観念が襲ってくるたびに、霊的目覚めの力によって「私が私自身のために生きているように、この方々も自分自身のために生きているのであり、私のために生きている訳ではないのだ」という事実を再確認することによって、強迫観念が教えるウソを容易に見破ることができるようになります。

2.自分自身(本能)が傷つくのは他者のせいではなく、自分自身の性格上の欠点による

12ステッププログラムの前提は「他人は変えられない。変えられるのは自分だけ」というものです。
これで私がステップ4の人生の棚卸しやステップ10の日々の棚卸しに抵抗を感じた理由が分かりました。

お腹の中では「人が全部悪い。私は全然悪くない」と思っているにもかかわらず、12ステッププログラムは「そうかもしれない。しかし『他人は変えられない。変えられるのは自分だけ』だから、自分の問題をまず見てみよう!」と言うのです。

それで日々の棚卸しをすると「今回も自分に問題があった。ひょっとして私が腹を立てたり、感情を害しているのは他人に原因があるのではなく、自分の性格上の欠点が真の原因だったのではないか?」という自覚を段々と持つようになります。

このような営みを繰り返すことにより、生きるのが少しずつ楽になっていきます。
憑き物が落ちたように身も心も軽くなり、なんだか笑えてさえ来るようになります。

問題は他人にあるのではなく、自分自身の性格上の欠点にあると気づき続けていくことが問題の核心なのです。

ちなみに「私は全然悪くない。他者が全部悪い」という生き方を続けていると必然的に「私たちは被害者の視点で人生を生きる」(問題リストの5番目)ようになります。
これもある面では当然のことです。
なぜなら自分が全然悪くないのに自分自身が傷ついているのなら、それは原因は他者にあるに違いないということになるからです。
そうすると自分は被害者にほかならないという意識をもつようになります。

これの解決策も「人は私のために生きているのではない」という事実を徹底して自分自身に教えること以外にはありません。

12ステッププログラムは問題の只中(ただなか)にあっても心の平安を持って人生を生きることができる者へと、私たちを変えてくれます。

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3.回復に専心するとはどういうことか?

回復に専心するとは日々の棚卸しを熱心に実行することを指しています。
ステップの10には「私たちは自分自身の棚卸しを続け」とあります。
そうです。「他人の」ではなく、「仲間の」でもなく、「自分自身の」棚卸しを続けるのです。

ぐずぐずと「あの人は私の思ったとおりに動いてくれない」と泣き言を言ったり、「あいつは俺の思ったとおりに動かないなんてどうかしてる」という毒吐きをしている暇があったら「棚卸しをやれ!」ということです。

ミーティング参加者の中には「おろさせてもらう」と言って延々と愚痴・毒吐きをなさる方がおられます。
ありのパパはそれをお伺いしながら心の中で「それは日々の棚卸しの対象ではないだろうか?なぜ日々の棚卸しをしないで、ミーティングで毒吐きをするのだろうか?そんなことをしている限り回復しないよ」と自分のことを棚に上げて他人を裁いているのです(笑)。

そのような方々への対処は難しいところがあります。
しかしその方々にも、12ステップに徹底して取組むという岐路が必ず訪れるものです。
「私には人を変えることができない」「人を救うことができるのは神お一人である」ということを肝に銘じたいものです。

そして何より自分自身の棚卸しに専心していれば、限度を超えて他の仲間が気になるという危険から免れるものです。

◎回復と平安を祈っています。

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