自己意志とは何かを理解し、本能の正体を知り、実行する決心をする

依存症から回復するために必要な三つのコマの最後は自己意志を神の配慮に委ねることです。
「自己意志とは何か」「本能にはどのようなものがあるか」「委ねるとはどういうことか」を理解し、ステップ4以降の行動のプログラムに取組む決心をします。

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1.自己意志だけでは本能をコントロールできない

怒りが連続噴火している時期がありのパパにはありました。
バスに乗っているときに、年配の婦人が携帯電話でご自分が参加なさった勉強会の感想を話しておられたことがありました。
ありのパパはその婦人に顔を向けないで、一言「やめな!」と言いました。
其の瞬間、車内が凍りついたのに気づきました。
その「やめな!」には怒気は含まれておらず、大声でもありませんでした。
それなのに車内は凍りついたのです。
多分、心の健康な人たちは、ありのパパの一声に異常性を感じたのではないかと推察しています。

このような事件が何回かあり、自分は単なる癇癪持ちではなく、怒りの爆発という依存症になっていることを認めざるを得なくなりました。
このまま放っておいたら新聞ネタになるのは時間の問題だと観念しました。

これがありのパパが12ステッププログラムに徹底して取り組む切っ掛けになったのです。

2.自己意志とは何か?

神は人間が神と協力して本能をコントロールするように造られました。
しかし人は利己的になり、神から離れて自己意志だけで本能をコントロールしようとしました。
その結果、人生は行き詰まり、思うように生きることができななくなりました。
それで白旗を上げた私たちはこれからは神の意志と協力して本能をコントロールすることにしました。

自己意志とは本能をコントロールする役割を果たすものです。

3.本能には共存・安全・性・将来野心がある

本能と言うと(特にキリスト教徒にとっては)目をそらしたくなるのではないでしょうか?
ありのパパがそうでした。
それまでは「私に本能なんかございません」みたいな顔をして生きてきたのですが、その結果として抑圧された本能がコントロール不能な形で噴出するようになったのでした。

ですから、ここを避けて通ると12ステッププログラムを学んだことにならないので、まさに息をしないで水中に潜るようにしてチャレンジしました。

本能には四つの領域があります。
共存本能には自尊心・対人関係があり、安全本能には物質面での安全と感情面での安全があります。
性本能には公認された性関係と秘密の性関係があります。
将来野心とは、将来にわたっての共存・安全・性の本能が満たされることを確保しようとする本能です。

4.神の意志はどこにあるか?

神の意志は「すべての人の心の一番深いところにある」とビッグブックには書かれてあります。
心の一番深いところとは本能のさらにその下にあるということです。
下からは神の意志が、上からは自己意志が本能をサンドイッチのように包み込んでコントロールする時、成功確率が飛躍的に向上するのです。

5.何百回委ねる決心をしても委ねたことにはならない

ステップの3の最後には「委ねる決心をした」とあります。
委ねる決心をするのと、実際に委ねるのとは全く異なることです。
ありのパパはそれこそ何万回も「委ねます」と信仰告白をしましたが、人生は1mmも変わることがありませんでした。
今ではその理由が分かります。

委ねた人生が実現するのはステップ4以降を徹底して実践することによります。
棚卸表を書き、それをもう一人の人に見せ、性格上の欠点とそこからくる行動パターンを見つけ出します。
そして古い行動パターンを使わない決心をし、古い行動パターンと対極にある新しい行動パターンを使って生きていく決心をし、助力を神に求めます。
次にこれからの人生を埋め合わせの人生をとして生きていく決心と実践をします。
ここまで来てはじめて人生を神に委ねているということができます。

◎回復と平安を祈っています。