スリップしないためには霊的に目覚めた状態を維持するのが必須の条件

12ステッププログラムを最後までやった人にとって、ステップ10の日々の棚卸しほど重要なことはありません。
ありのパパの事例を通して、なぜ日々の棚卸しが重要なのかを見ていきます。

スポンサーリンク

1.ありのパパ、激おこプンプンになる!

ありのパパがまたまた事件を起こしました(笑)。
それはカプセルホテルに泊まった翌日に起きました。
前日、カプセルの隣の人が夜12時を過ぎてもテレビの音量を流し続けていたので、フロントの方に「音を消すように頼んでください」とお願いしたのです。
翌日、出発する際に前夜お願いしたフロントの方がいらっしゃったので「昨日はお手数を取らせました」とお礼をしたのですが、帰ってきた言葉はありのパパの予想に反したものでした。
それは「カプセルホテルの性質上、多少の騒音には我慢していただくしかありません」というものでした。
その時、ありのパパはお腹の中では「いや、そうではない。カプセルホテルだからこそ夜12時を過ぎたら音を出さない配慮が大切なのではないか。あなたはどうおもわれますか?」と問い返したかったのです。

しかし、もう一方では「これを言うと、私のことをクレーマーと思うかもしれない」と考え、自分の評判を優先して飲み込んでしまいました。

さて、それからです。
原因不明のムカムカ感に悩まされるようになったのは。
その日は、ある自助グループのミーティングに初めて参加したのですが、依然としてムカムカ感が続きました。

2.豚はきれいに洗っても、元の泥に戻っていく

聖書に「豚に真珠を与えてはならない」ということが書かれてあります。
意味は、豚は洗ってやっても泥の中に再び戻っていくというところから、価値のわからない者に真理をぶん投げてはならないということです。

依存症からの回復を目指す中間施設では、12ステップを受講しようとする人々に真剣さと覚悟を求めます。
それは本当は分かっていないのに分かったつもりになると、何も知らなかったときより状態が悪くなる可能性があるからです。

12ステップは依存対象から回復させるところにとどまらないで、さらに人格改変へと進んでいくプログラムです。
ある人々は本心では「私はそこまで進まなくても構わない。止まっていればそれで良い」と思っています。

それはありのパパの本心でもあります。
最初にジョー・マキューの本を読んだ時の感想は「これはあまりにも標準が高すぎる」というものでした。
知性化した物の言い方ですが、要するに「ここまでやるのか!」と感じたのでした。

しかし今ははっきりと分かっていることがあります。
それは今持っているものを維持することはできないということです。
更に前進し続けるか、後退して倒れるかの二者択一なのです。
これが分からずに何十年もの間、いいとこまで行っては引き返すを繰り返した挙句に死んでしまうのか、それとも今この時に悟って、前進し続ける決心をするのかです。

3.神との間に障壁を作らない

ステップ1で問題の本質は自分の無力にあると悟ります。
ステップ2では問題の解決は(無力である)自分を超えた大きな力にあると信じるようになります。
ステップ3では、霊的目覚めという解決策を得るために神に従うことを決心します。

そしてステップ4以降の行動のプログラムに取り組むことによってはじめて神に委ねた人生を送るようになります。
この時、霊的な面でも、回復の面でも、真の変化が訪れます。

しかし、この霊的な変化を維持しようとするなら、神と私たちの間に障害になるものを置いてはなりません。
なぜなら障害物があると、回復させ成長させる神の力が私たちの心に流れ込んで来なくなるからです。
この障害とは、恨み&怒り、恐れ、罪責感、後悔の四つのマイナス感情です。

ステップ4の棚卸しに取り掛かる以前の私たちは、自分が恨みを抱えていたことさえ否定していました。
それは否認・抑圧・合理化というメカニズムが働くからです。
それが棚卸表を書くことによって徐々に否認が解けていきます。
更にステップ5で「もう一人の人」に性格上の欠点と行動パターンを指摘してもらうことによってより明確になります。

かつては「私は人を恨んだことなんかこれっぽっちもありません」と思っていたのが、「私は恨みまみれの人間です」と正直に告白できるようになります。

4.マイナス感情があると霊的目覚めは一時中止になる

ある人々はあるところまでシラフを保つのですが、ある日突然スリップしてしまいます。
本人は、その理由が分からず当惑するのですが、その時確認するべき作業があります。
それは自分の中に四つのマイナス感情がないかどうかを確認することです。

12ステッププログラムに取り組んでいる人々が勘違いしていることがあると、ありのパパは感じています。
それは12ステップに取り組んで得たものは未来永劫変わらず自分のものであるという思い込みです。

これは大変な間違いです。
私たちが12ステップに取り組んでやったことは、神の恵みが通る水路を掃除したのに過ぎません。
その水路に再びゴミが貯まれば、当たり前のことですがやっぱり神の恵みも流れ込んでこなくなります。

5.日々の棚卸しは即座に実行する

日が暮れるまで怒っていてはならない(聖書)

ありのパパの事件簿パート2でご紹介した事件は土曜日の朝に起こりました。
そして日々の棚卸しをすることによって原因が分かり、その原因を取り除いたのが翌週の月曜日でした。
考えようによってはわずか二日半とも言えますが、二日半の間、恨みの感情を握り続けたツケは大きかったです。

抵抗できないような強迫観念が押し寄せてきました。
霊的に目覚めると強迫観念が教えるウソを容易に見破ることが出来ると教えられましたが、しばらくの間はウソを容易に見破ることができないどころかウソに飲み込まれてしまいそうになりました。
あたかも映画のアイアンマンのアイアンマンスーツが故障したかのようでした(笑)。

この経験によって「日々の棚卸しは感情が動くたびに即座に実行してください」と言われた意味が分かりました。

マイナス感情が自分の心に居座ることを許してしまうなら、自分が無力であることを再び味わう羽目に陥ります。
それはあまりにも大きな代償であり、苦い経験です。

しかし日々の棚卸しを続けることによってマイナス感情が自分の中に存在することを許さないなら、私たちは無限に成長することができます。

◎回復と平安を祈っています。

コメント

  1. ハウスウォッチャー より:

    ありのパパさん。ご無沙汰しております。ハウスウォッチャーです。

    今日のブログに助けられました。
    先日、ちょっとしたことである人を恨んでいました。
    ところが今一度、棚卸してしてみると、自分の思い違いに気づかされました。
    「回復のステップ」も久しぶりに開いてみました。

    • ありのパパ より:

      こんばんは、ハウスウォッチャーさん。
      お久しぶりです。
      コメントをありがとうございます。

      力になることができたようで良かったです。

      またコメントしてください。お待ちしています。