自分の計画を放棄して、神の意志を知ることと実践する力だけを求める

人生がうまく行く秘訣は、自分の計画や願望を祈るのではなく、神の意志を知ることと、それを実践する力だけを求めることです。
聖書の福音書に書かれているイエスの物語からその秘訣を学びます。

「今は、救い主として天のお父様の御心に従って行動しなければなりませんから、天のお父様の御心でなければ、わたしは何もできません。それに、今はまだそのことについて、天のお父様の御心が示されていないのです。でも、どうぞご心配にならないでください」[ヨハネ2章4節]

この聖書箇所は、イエスが招かれた婚礼の場で起きた出来事です。
イエスの母マリアは、この婚礼の席の裏方の責任者でした。

その婚礼の最中にお酒がなくなるという重大事態が持ち上がりました。
そこでマリアは自分の息子であるイエスに「何とかしてくれる?」と頼みました。
そうしたところイエスは「任せとけ!合点承知だ!」とは言わずに、「お母さん。私は神の意志でなければ何事もなすことをいたしません。まだ神の意志が示されておりませんので私は何かをすることが出来ません。しかし、母よ。ご承知おきください。神は必ずこの事態を乗り越えさせてくださるでしょう」と答えたのです。

この聖書箇所から私たちが学ぶべきことは何でしょうか?

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1.自分の意志を神の配慮に委ねる決心

イエスは初めから神の意志を実行していました。
しかし、そのイエスでさえ、公生涯の始まりには40日間の断食が必要でした。
また、十字架に掛かる直前にも血の汗を流して祈るゲッセマネの体験を必要としました。

まして私たちが神の意志に従って生きようとするなら、どうしてもエポックメイキングな「自分の意志を神の配慮に委ねる決心」が必要です。
そして毎日の祈りと黙想の時間に「私は自分の意志と生き方を神の配慮に委ねます」と祈ります。

もちろん、委ねる決心をしたからと言って、ただちにそれが委ねたことにはなりません。
実際に委ねた人生を送るには、棚卸表を作り、もう一人の人に見せること、古い行動パターンを捨てる決心と新しい行動パターンを生きる決心と神に助力を求めること、傷つけた人々に埋め合わせする決心と実践をすることによって、神に委ねる人生は現実のものになります。

この3つのことをしないで、神に委ねる決心を何万回しても、それは寝言でしかありません(笑)。

2.神の配慮に委ねるとはどういうことか?

①神の意志はどこにあるのか?

すべての人の心の一番深いところに神に意志があります。
これをキリスト教神学では先行的恩寵(おんちょう)と言います。

②自己意志と神の意志の協働(きょうどう)

私たちには意志があります。
これは神によって与えられたものです。

ただ、神は人間が自己意志だけで生きていくようには造られませんでした。
そうです。神の意志と人の自己意志が協働することによって、人生を生きるようにと定められたのです。

この神の掟を破って、人類は自分勝手に生きる道を歩み始めたのですが、そうする限り人生が破綻するのは自明の理でした。

3.神の意志とそれを実践する力だけを求める

人生がうまくいく秘訣は、自分の計画や願いを放棄して、神の意志を行うことです。
自分の計画や願いは悪いものではないのですが、自分の計画があると、どうしても神に「私の願いを実現してください」と祈るようになります。

これは言葉を替えて言うと「神さま。私のことを一番良く知っているのは、あなたではなく、この私です。ですからあなたは私の願いを黙って聞いていればよいのです」と祈っているようなものです。

ありのパパは[私が神を導く祈り]であると気づかないまま、このような祈りを何十年としてきました。
どうりで人生が行き詰まるわけだ!(笑)

4.あれもこれもではなく、単一の心になる

人生のどこかで自分の計画を放棄して、神の意志とそれを実践する力だけを求める決心をする必要があります。

毎朝の祈りと黙想の時間に「神さま。私は自分の計画を放棄します。自分の願いが実現することも求めません。私はただ、あなたの意志を知ることと、それを実践する力だけを求めます」と祈ります。

5.神の意志が示されない時、どうするか?

神の意志がすぐに示されるときもありますが、そうでないときのほうが圧倒的に多いのです。
そのような場合に私達はどうすればよいでしょうか?

放棄したのだから、神の意志が示されるまで何もしないのがいいのでしょうか?

いいえ、決してそうではありません。

①現場に出続ける
②責任を果たし続ける
③出来ることをやり続ける

上記の三つをやり続けているならば、ある時振り返ってみると、神が事(こと)をなしてくださっているのを見るでしょう。

◎平安と祝福を祈っています。

コメント

  1. きさらぎ より:

    ありがとうございます。とても良い記事でした。

    • ありのパパ より:

      こんにちは、きさらぎさん。
      コメントをありがとうございます。

      またコメントしてください。お待ちしています。