謝っても許してくれない時、どうすればよいか?

私が謝ったら、相手はその謝罪を受け入れるべきでしょうか?
いいえ、そんなはずはありません。
なぜなら、その方にも謝罪を受け入れる受け入れない自由があるからです。

今日はこの問題を皆さんとご一緒に考えます。

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1.謝っているのに、それを受け入れてもらえない相手に怒りを感じる

「こちらが謝っているのに…」と言いますが、そこには「自分が謝ったら、あなたは私の謝罪を受け入れるべきである」という利己的きわまりない思い込みがあります。

その思い込みはとても傲慢な考えです。

なぜなら、その考えは相手を自分の意志の奴隷にしてしまっているからです。

2.相手にも相手の事情がある

たとえ、その方が赦すと決めたとしても、そのためには、そこに至るための内的な準備が必要です。

その準備がまだ整っていないにもかかわらず、いきなり「なぜ許してくれないのか?」と、たたみこむのはあまりにも身勝手にすぎます。

3.許してくれるときもあるし、許してくれないときもあるのが普通

相手が許してくれないことに違和感を感じる人は、自分自身もまた人に傷つけられた時、相手が謝ってきたら許さないといけないと思い込んでいるものです。

それで他の人も自分と同じように許さなければならないと考えるわけです。

このような人間関係の捉え方をを強迫的人間関係と言います。

4.健全な人間関係とは?

まず第一に、自分自身の対応において相手に何か嫌なことをされて傷ついたら、赦すこともできるし、許さないでいることも出来ると考えることです。

そしてその選択の自由を思う存分満喫(まんきつ)します。

そして第二に、自分が何かまずいことをして相手を傷つけた時、相手が許してくれない場合でも、「私にあなたを許さない自由があるように、あなたにも私を許さない自由がある」とし、その対応を受け入れることです。

◎「私がその方のために生きているのではないように、その方もまた私のために生きているのではない」という事実をしっかりと受け止めたいものです。
平安と祝福を祈っています。

コメント

  1. くま より:

    ありのパパさん、今日も興味深い記事をありがとうございます。

    質問です。まだ自分の考えが出来上がっていない子ども同士が喧嘩をしたときはどのように対応するのが良いと思いますか?
    子どもたちと過ごす時間が多い私は、よく喧嘩する場面に立ち会います。

    悪いことをしたと思う子どもには謝るように言います。
    その後、謝られた方には「これからも楽しく遊べるよう」赦しましょうと促し、赦す内容を口にするよう指導し、ハイ!これで終わり!と引きずらないようにします。
    (どっちもどっちというか、両方に非があることが多いので、なるべく話をよくきくようにしますが。)

    年齢によっても対応は異なると思いますが、中学生位までの赦しの指導について、教えていただければ嬉しいです。

    • ありのパパ より:

      こんにちは、くまさん。
      コメントをありがとうございます。

      この記事の前提は、一対一の関係です。
      それに対して、くまさんのご質問は『この一対一の関係をどのようにコントロールすべきか?」というものになるかと思います。
      これはこれで興味深い問題を多く含んでいます。

      ある幼稚園の園長先生は「私はね、子どもたちが喧嘩していても暴力をふるっていない限り放っておくの。それはね子どもたち自身に『私はなぜ怒ったのか?』『あの人はなぜ怒ったのか』を体験してもらいたいからなのよ」と話されました。

      続けて「若い先生たちは、それを放っておけないのね。なぜなら先が読めないことに対して不安があるのと、『喧嘩は悪いこと』という固定観念があるから」とおっしゃいます。

      くまさんの参考になりましたならば幸いです。

      またコメントしてください。お待ちしてます。

  2. くま より:

    返信をありがとうございました。
    園長さんは経験から、余裕のある対応ができるんですね。参考になりました!

    ありのパパさんの記事を読んで、幼い子供に、謝られたら、(自分の心がどうであれ)赦さなければいけないよう、私がすりこんでしまっているのではないかと怖くなりました。
    ACを自覚しているので、私の支配コントロールが周りの人に悪い影響を与えるのではないかと、気になります。神様に聞いて、祈って、その時に最善と思うことをするのみです。