ありのパパの回復の物語

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1.12ステップに取り組む前のありのパパ

私は「感情を感じない」という問題を持っていました。

それまでは怒りを含む感情自体を感じることがありませんでした。
そのため、バカにされて当然怒るべきであるような場面であっても怒ることが出来ませんでした。

それがカウンセリングを学ぶ過程で、徐々に感情を感じるようになりました。
まるでマンホールのふたが内部の圧力でグワングワンするかのように感情の噴出を感じました。

感情を感じることが出来るようになったと思ったのも束の間(つかのま)、それが「感情の爆発」へと移行するのに時間は掛かりませんでした。

「このままでは感情の爆発という問題がいつか社会的トラブルに発展するのではないか?」と本気で恐れました。

それでAC(アダルトチルドレン)からの回復はいったん脇に置いておいて、感情の爆発という感情と情緒の依存症からの回復に取り組むことにしました。

2.12ステップがありのパパに与えてくれたもの

①霊的目覚め

12ステッププログラムを学ぶうちに(具体的には棚卸しの4と5を終了したときに)『霊的目覚め』を得ることが出来ました。
霊的目覚めを得たことの効果はすばらしいものでした。

ビックブックの『約束』に書かれてあることがことことぐ実現しました。
(もちろん、それは限定的なものであり、なお成長していくべき余地のあるものです)

②心の静けさ『セレニティー』

「心の静けさ」が何かを体験的に知りました。
はじめは心の中からノイズが消えたようになり、何事が起きたのかといぶかりました。
そのうちに「これが霊的目覚めではないのか」と受け止めるようになりました。
『霊的目覚め』は回復にとっての霊的なエンジンとなり、回復の軌道に乗ることが出来るようにしてくれました。

3.治ることと回復の違い

気を付けていなければならないことがあります。
それは依存症は治らない病気だということです。

脳の報酬系という部位に「依存症の回路(強力に快楽を求めることを命じる回路)」が出来てしまうと、その回路は生きている間はなくなることはないと言われています。
ですから、どのように順調であっても依存症が治ったわけではないのをよくよく承知しておくことが絶対に必要です。

ありのパパも日常生活が余りに大きな静けさに包まれていると「ひょっとして治ったんじゃないか?」と天才的な誤解を心のどこかで持ってしまいます。
しかし同じ条件、同じ環境が再現されると眠っていた依存症の回路が動き出します。
そして私はそのたびごとに心の中で「やっぱり治ってなかった」と確認します。
このような営みが天に移されるその日まで続きます。

◎皆さんが持っておられる問題が何であったとしても、それが依存・嗜癖(しへき)に関わる問題であるなら12ステッププログラムは皆さんを回復させることが出来ます。

またキリスト者にとっても有効です。
ステップ1のところを「私たちは罪に対して無力であることを認めた」にすればよいのです。
平安と祝福を祈っています。

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