霊的目覚めを得た人が実行すべき八つのこと

12ステップに取り組んだ結果、霊的目覚めが与えられた人は次に何をすべきでしょうか?
「えっ?霊的目覚めを与えられて『めでたし、めでたし。ちゃんちゃん』じゃないの?」と言われるかもしれません。

しかしどうやらそうではないようです。

今日はこの問題を皆さんとご一緒に考えます。

1.気づきを得つづける

どんなことに気づいていく必要があるでしょうか?

①自分が他のものにも依存・嗜癖(しへき) していることに気づいていく

ひとつの依存症から一応の回復を果たすと、今度は他のものにも依存していたり、様々な嗜癖(しへき)があるのに気づいていくようになります。

なかには「私は依存症の問題だけ解決すればよい。あとはそのままでいい」という方もおられるでしょう。
しかし、ありのパパは思います。
「それは余りにもったいない。せっかく依存症になったのだから、この経験を他のことに活用しないでどうする!」

12ステッププログラムに徹底して取り組むようになってから、少なくない方々がありのパパの生き方に興味と関心を示してくださるようになりました。
それは12ステッププログラムを単に嗜癖からの回復の道具にするのではなく、人生を変革するプログラムとして活用したからではないかと考えています。

②自分が無力であることに気づいていく

私たちは案外、日常生活を万能感に満たされて生きているものです。
しかし、その万能感に満たされている領域に神の力が流れ込むことはありません。
なぜなら神の力が流れ込むことができるのは、私たちが無力を認めている領域だけだからです。
ですから生活のすべての領域に神の力が流れ込むことを願うのなら、当然のこととして生活のすべての領域において自分の無力を認めていく必要があります。

③人生のすべての領域で回復が可能

かつての私の口癖は「どうでもいい」でした。
また「なるようになる」が口癖の方もおられるでしょう。

しかし心の底から「回復は可能である」と信じていたら、上記のような言葉が口から出てくることはありません。
人生のすべての領域において回復が可能であることを強く信じていく必要があります。
無力を認めることと自分を超えた大きな力である神を信じることはセットになっています。
どちらかひとつでは効力を発揮できません。

2.気づいた後にするべきこと

①個人的に12ステップに取り組む

12ステッププログラムを個人的に何回も何回もおさらいしていくことが生命的に重要です。

一度読んだテキストブックがそのまま本箱の肥やしになっているというようなことではいけません。
(実はこれは自分のことを言っています)(笑)。
もう一度(いや何度でも)本箱から12ステッププログラムのテキストを取り出そうではありませんか。

②共同体に参加する

ありのパパは人の話を聞くのが大好きです。
人の話を聞くのが単純に好きというのもありますが、人の話を聞くときの自分の心の反応を見るのが楽しいというのもあります。

3.霊的目覚めを得た後にやりつづけるべきこと

①やりたいことをやらない。やりたくないことをやり続ける

a.やりたいこととは使いなれた昔の手口を指しています。

ありのパパの例で言えば、恐れが動機となって不正直な対応を人々になし、それが原因となって人々との間にトラブルが起きていました。
そして自分の側に落ち度があるにもかかわらず一方的にそれらの人々を恨みました。

この手口を使っている限り人生が変わることはありません。
人生を変えたいなら、この使いなれた手を使わないことが必須の条件となります。

b.やりたくないこととは昔の手口とは正反対のやり口を指しています。

ありのパパの例で言えば、すべての人に敬意をもって接することです。
どうしたら敬意をもって接することになるかを全力で考えて行動しているときは恐れを感じている暇がありません。
恐れに囚われていないときは不正直な対応に足をとられることも少なくなります。

c. 恐れとは身勝手なもの

これらのことを実践してみてわかったことがあります。
それは恐れとは身勝手なものだということです。
つまり自分かわいさのあまり、人が自分にどのように接してくれるかだけを考えているときに恐れにとらわれるのです。

反対に自分が人にどのように接するかを考えているときには恐れはどこかに行ってしまいます。

これが12ステップの棚卸し表の「自分の誤りの正確な本質」の中の恐れの項目が「身勝手・恐れ」となっていることの理由です。

②治ったのではなく、回復したのであることを肝に命じる

ある場合には回復も治るのも同じに見えます。
しかし二つの間には明確に異なる点があります。
それは依存症のメカニズム自体は脳の中に残っているということです。
ですからある一定の環境、条件さえ揃えばいつでも再現する危険があります。

これを「肝に命じる」と言うのは簡単ですが、実行するのは大変難しいことです。
そのためにもミーティングに参加する必要があります。
そこでは際限なく失敗の体験談が語られます。
これをバカにして聞くのではなく、自分への戒めとして聴かせていただくのです。

「私の代わりに失敗してくれてありがとう。あなたの失敗を肝に命じます」

③回復の軌道に乗って無限に成長し続ける

回復の軌道に乗る秘訣は今日一日だけを生きることです。
昨日のことは昨日に悔やませ、明日のことは明日に心配させます。
そして自分自身は今日一日を生きることに全力投球します。
このようにして毎日を生きていると、うまくいった一日一日が積み重なっていきます。
この積み重なった一日が人生になります。

◎平安と祝福を祈っています。

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