癇癪持ちが持っている二つの見当外れの思い込みとは?

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1.怒りを感じたら、その怒りを爆発させてもいいと思い込んでいる

怒り依存症者が一様(いちよう)に陥(おちい)っている間違った思い込みは、次のようなものです。
「自分が怒りを感じたら、怒りを爆発させても良い。そうするのはある意味当然である」

心が健康な人で、これが真実であると考えている人はいません。
ただ心が不健康な人だけが、このように考えています。

2.他の人も自分と同じように怒りを感じていると思い込んでいる

お恥ずかしいことにありのパパ自身も天才的な勘違いをしていました。
それはすべての人が私と同じように、怒りを感じているのだが、それを表に出さないだけだと思い込んでいました。

それがある時に、ほとんどの方はイラッとすることはあっても「そういうこともあるさ」と受け流してしまうのだという事実に気づいたとき、大変驚きました。

今振り返って当時のことを思うと、自分だけが心の中で「この野郎~!」と怒り、世間体(せけんてい)が悪いので何でもない振りをしていたのかと思うと笑えてきます。
これがほんとの一人芝居というやつです(笑)。

3.単なる癇癪持ちと怒り依存症

この問題は微妙です。
なぜならご自分から「私は病気です」とお認めになる方は少ないであろうからです。

たとえばアルコール依存症はとても否認が強い病気です。
まわりの人からすると、どうみても病気にしか見えないのに当人は「いや私はただの大酒飲みに過ぎない」と強弁します。

自分のことを単なる大酒飲みであると定義している限り、回復の営みに向かうことはありません。

「自分は病気だ。しかもこの問題の本質は『私が無力』というところにある」と認めない限り、回復のチャンスはありません。

4.カウンセリング的アプローチと12ステッププログラム

①単なる癇癪持ちならカウンセリング的アプローチが有効

癇癪持ちとは自分の思い通りにならないと感情を爆発させてもよいと間違った思い込みを持っている人々のことです。
これは特に子供に多いです。

この場合は原因を取り除くことが解決方法になります。

a.自分が不当に扱われているという間違った思い込みをもっていることを理解する

b.怒りを感じるのと怒りを爆発させるのは違うことであるのを理解する

このふたつが解決すれば単なる癇癪持ちであれば問題は解決するでしょう。

②怒り依存症と言わなければならないレベルなら12ステップ

これはどのような状態かと言えば、自分の中で怒りを感じるのと、それを爆発させるのがほとんど同時の状態です。

こうなってしまうと、もう自分自身ではコントロール不可能になってしまいます。
この状態になるとカウンセリング的アプローチは徒労(とろう)に終わります。
どのように自己理解を深化させたとしても、怒りの爆発という問題に対しては効果がありません。

心の中には常に「怒りを爆発させちゃえばいいんだよ」という抗(あらが)いがたい力が働き、その力に打ち勝つことは決してできなくなります。
これを『狂気』または精神面での強迫観念と言います。

このような状態になってしまえば、無力を認めることからスタートする12ステッププログラムに取り組むことだけが、解決の道になります。

◎ どうぞ、これを読まれる皆さんが自分はどのレベルにあるのかを正直な心になって見つめてごらんになられることを願っています。
平安と祝福を祈っています。

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