棚卸しの具体的やり方

12ステップの本を読んでいて、一番わかりにくいのが棚卸しの具体的やり方ではないでしょうか。
そこで今日は皆さんとご一緒に棚卸しは実際にどうやればよいのかを考えます。

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1.12ステップに「表にする」と書かれてある理由は何か?

「書くのは抵抗あるし、面倒くさいから口で言う」と言った方がおられました。
その時、ありのパパは「そういう考えもあるのかな?」という受け止めしか出来ませんでした。

しかし今なら「いけません。必ず表にしてください」と言うでしょう。
それは自分が棚卸しをやってみて、12ステップの文言(もんごん)にはっきりと「表にした」と書かれてある理由を悟ったからです。

2.そもそも棚卸しとは何か?

棚卸しとは倉庫にある在庫品を調査することです。
売れ筋商品はどれか、売れ残り商品はどれかを知り、売れ筋商品は追加注文を行い、売れ残り商品はセールに出します。

このようにして自分のところの在庫状況を明確に把握することが棚卸しの目的です。

実際の棚卸しをやったことがない人が12ステップの棚卸しをやろうとすると壁にぶち当たるようです。
ありのパパも仕事上で棚卸しを経験したことがなく、当たり前のように「棚卸しをやろうね」と言われて面食(めんく)らいました。

3.絶対に、絶対に、表に書く(笑)

実際の棚卸しをやるときに表ではなく文章の形式にする人はおりません。
そんなことをすれば、あとから見た人が理解することができないからです。
表形式であれば一目瞭然(いちもくりょうぜん)にだれでも理解することができます。

4.棚卸しをするときに気を付けること

①棚卸しは現在の問題の処理が目的

現在は倉庫にない商品は棚卸しの対象になりません。
「十年前のあの商品、良かったな~」と思い出に耽りながら棚卸しする人はいません。

もしそんなことをすれば横から「あほんだら!早く目の前の仕事をせんかい」と怒鳴られるのがオチです。

②すべての問題を棚卸しの対象にする

粉飾決算はいけないということです。
そんなことをすれば、あとから後悔するのは自分です。
他の人はどんどん変わっていくのに自分だけ代(かわ)り映(ば)えしない理由のひとつにすべてのものを棚卸しの対象にしていないということが考えられます。

③棚卸しは自己分析ではないし、自分いじめでもない

12ステップの棚卸しにおいて一つ一つを思い入れたっぷりにやっていてはいけません。
どちからというと事務的にやる必要があります。
(手抜きで良いと言っているのではないことに注意してください)

棚卸しの目的は性格上の欠点・短所を見つけ出すところにあります。
この目的に沿って棚卸しをやっていく必要があります。

5.心の深層(しんそう)にあるトラウマをどう扱うか?

アメリカの中間施設ですと、これらの問題を12ステップで扱う対象とせず、虐待専門のカウンセラーに委ねる方針のようです。

日本では虐待専門のカウンセラーが少なく、需要に対応できません。
それで現実的問題としてAC系の自助グループがその需要を満たすことになります。

そういう訳でAC系の自助グループのミーティングが虐待を受けた者たちのグループカウンセリングの様相を呈するのはある面では仕方のないことと言えます。

◎人生が変わる棚卸しをおやりになられますよう、平安と祝福を祈っています。

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