癇癪持ちの原因と対策

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1.子供の癇癪の原因

赤ん坊の時、人は泣くことしか自分の意志を表す方法を持ちません。

少し成長して少年時代に入ると、豊かな感情表現を行うようになります。
しかし依然として無力なままですので、自分の意志を通そうとして泣きわめくこともあります。
(ここにおける無力とは養育者の保護なしには何もできない状態を指します)

子供は泣いたり、わめいたり、地団駄(じだんだ)を踏(ふ)んだりして自分の我を通そうとします。
子供時代に癇癪を起こすのは、ある程度は仕方のないことです。
なぜなら、それ以外に自分の我(が)を通す術(すべ)を知らないからです。

〇問題は大人になっても子供時代と同様に感情を爆発させることによって自分の意志を通そうとすることです。

2.大人の癇癪の原因

大人になっても感情の爆発を続ける理由は何でしょうか?
複数の原因が考えられますが、もっとも一般的な原因は学習効果によって間違った理解を正しいと思い込んでしまったことにあります。

俗に「味をしめる」と言います。
子供時代に感情を爆発させて得(とく)をした経験が、「感情を爆発させちゃえばいいんだよ」と大人になった自分にささやきかけます。

精神的に健康な人は、そのようなささやきかけに同意することはまずありません。
なぜなら自分の意志を通す手段を他にも持っているからです。
それに怒りを爆発させると自分が所属するグループでの評価が下がり、自分が損をするのを知っているからです。

しかし心理的に問題を持っている場合は、バカのひとつ覚えのように同じ手を何度も使います。
その理由は色々あります。
感情を爆発させるのが使いなれた手であり、他の手を考えるのが面倒くさいというのもあるでしょう。

同じ手を習い性(ならいしょう)のように使っていると自分でも気づかないうちに、いつかは依存症になってしまいます。
一旦こうなってしまうと、もう自分の力では怒りをコントロールすることはできなくなってしまいます。
これを『怒り依存症』とか『突発性怒り症候群』とありのパパは呼んでいます。

3.対処の仕方

①カウンセリング的アプローチ

カウンセリング的なアプローチとは原因を明らかにし、その原因に応じた対策をたて、それを実行することによって解決をめざす立場です。

この場合ですと、原因は「怒りを爆発させれば自分の意志を通すことができる」という間違った思い込みです。
ですから対策は、この間違った思い込みを打破することです。
実行の仕方には色々あり、ご自分に合ったもっとも適切な方法を実行なさることです。

一例として、ありのパパは心の中でムッとしたとき自分自身に向かって「私がその人のために生きているのではないように、その人も私のために生きているのではないのだ」ということを言い聞かせるようにしていました。

②依存症レベルにある場合の対処の仕方

お酒の問題を持っている人に、単なる大酒飲みとアルコール依存症の人々がいます。

同様に怒りの爆発という問題をもっている人にも、単なる癇癪持ちと怒り依存症の人々がいます。
前者の癇癪持ちですとカウンセリング的アプローチが有効ですが、後者の依存症レベルにある人にはカウンセリング的アプローチは効果がありません。

この二つを分ける分水嶺(ぶんすいれい)は何かというと、それは多少とも怒りをコントロールできるかどうかにあります。
怒りを爆発させる前に何らかのアクションを行えるか、それともほぼ自動的に怒りを爆発させているのかということです。

ありのパパ自身も、ほぼ自動的に怒りを爆発させている自分に気づいたとき、自分を怒り依存症であると認めざるを得ませんでした。

そのような状態にある人であっても、回復が可能です。
回復は『治る』こととは違います。
治るとは症状とともに原因も消えてなくなることです。
回復とは症状はなくなるが原因はそのままであり、いつでもスリップしてしまう危険がある状態です。

ちょうど糖尿病のようなものです。
糖尿病は治るということがない病気です。
しかし薬とカロリーコントロールによって健康な人と同じような生活を送ることが可能です。
糖尿病の人が具合がいいからということでバカ食いしたりすると、てきめんに症状が悪化します。

ありのパパも自分が怒り依存症であると自覚してからは怒ることを一切止めてしまいました。
それからは心と体の状態がとてもよくなりました。
そうしてから12ステップの1から学び始めます。

具体的な回復の仕方は12ステップというプログラムに取り組むことと、12ステップミーティングと呼ばれる共同体に参加することです。
癇癪持ちを12ステップによって解決する。

◎平安と祝福を祈っています。

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コメント

  1. be-bear より:

    初めまして。
    幼少期から癇癪持ちで、大人になってからも感情コントロールが難しい専業主婦です。

    宗教というか其の手の件は信じることが出来ません。
    家庭ではなく学校と10代の頃の友達関係によってこの考えに至りました。
    何故だか貴方の癇癪の解説に惹かれました。

    幼い二人子供がいますが、下の子とどう付き合うのか、分かりません。
    憎しみさえ、抱くこともあります。
    ギリギリのところで感情を抑えてます。
    正直、もう毒親になっていると思います。
    多分怒り過ぎてこの依存症なんだと思います。
    子育てしていくうちに忘れていた苦い思い出や離れている義家族からのプレッシャーにおしつぶされそうです。

    • ありのパパ より:

      こんにちは、be-bearさん。
      初めてのコメントをありがとうございます。

      ご自分が癇癪持ちというだけでは自分が損をするだけですから気が楽です。
      しかし、お子さんに対して感情が爆発するということであれば、愛するわが子を傷つけてしまうということで、さぞお苦しみのことでしょう。
      お気持ちをお察しします。

      でも絶対大丈夫。かならず回復します。
      気休めではなく、そう言うことのできるしっかりとした根拠があります。
      どうぞ回復に向けて確実に一歩一歩歩みを進めていただきたいです。

      近日中にbe-bearさんへのお答えをブログ上にアップいたします。
      しばらくお待ちください。

      またコメントしてください。お待ちしています。

      追伸:2015/07/12にブログ記事をアップしました。
      よろしければお読みください。