埋め合わせをすることの重要性

(ステップ8・9)

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①埋め合わせを行う第一の目的は自分の過ちを正すこと

・自分が思っているより人は寛容である。

ありのパパはキリスト教入信時に無銭飲食をしたことを悔い改めました。
実際にうどん屋さんに行って事情を説明し、無銭飲食の代金をお支払いしました。
その時のうどん屋さんの奥さんの対応は実に神々しいものでした。

この少年時代の経験が、人を無条件に信じる現在のありのパパの人間関係の基礎になっています。
(無条件であって、決して無制限ではないことにご留意ください)

〇埋め合わせは、こちらが貰うものの方が多いということを覚えておくことです。

②埋め合わせの方法

具体的な埋め合わせの方法についてビッグブックに書かれてあることを記します。
(記載されているページ数は日本語ビッグブックの実際のページ数を表示しています)

a.直接会って埋め合わせする方法(111頁)

b.借金の返済の方法→自分の経済的な面を考慮して、返済可能な額を算出する(113頁)

c.刑事罰の対応方法(113~114頁)

d.第三者がかかわる場合(114頁)

e.家庭内のトラブル(116~118頁)

f.すべて話すべきか?(118頁)

g.完璧にやり遂げることについて(120頁)

h.延期について(120頁)

i.許しを乞うことについて(120頁)

➂過去のやり口・やり方を捨てる

私たちの今までの生き方は、心の中で「そうじゃないのになぁ」と思いつつ、それを口に出さず、何事もなかったかのように人生をやり過ごすというものではなかったでしょうか?

これは一言で言えば、責任をとらずに逃げる生き方であると言うことができます。
このような生き方をする人に神の恵みと力が流れ込んでこないのは、ある意味では当然のことと言えます。

④完璧にやろうとしない

ステップ9の埋め合わせに限らず、ステップの1以外は完璧にやることは出来ません。
ですから埋め合わせを完璧にやらなければならないと考えないことです。
(無力を認めるステップ1は完璧にやる必要があります)

しかし完璧であろうとなかろうと、埋め合わせを行う人生の結果は素晴らしいものです。
これは真に神の業(わざ)であると言うことができます。

⑤変わろうとする自分を大切にする

これは人によりますが、自罰的傾向のある人は埋め合わせに限らず自分が計画したことをうまくやることが出来ないと自分を責めることがあります。
しかし、ここで大切なことは失敗した自分を赦してあげることです。
自分を虐めるために埋め合わせを行っているのではありませんし、まして完全な人になるために12ステップを行っているわけではないからです。

⑥延期について

埋め合わせをやると決めたにもかかわらず、勇気の欠如が原因で後延ばしにすることは、依存症者にとって非常に危険なことです。
なぜなら、これは厳格にやらないと再飲酒(スリップ)の原因になるからです。

⑦謝罪と遺憾の意を表すことの違い

謝罪の目的は相手の許しを獲得することにあります。
しかし埋め合わせの目的は相手からの許しを得ることにはありません。
埋め合わせの目的は正直な生き方にあります。

また、自分が謝ったら、相手は必ず赦してくれると思い込むのは身勝手です。
『身勝手』は恐れとセットになって動く感情です。
ですから自分が謝ったら相手は必ず許してくれると思い込むのは、私たちの心の中の恐れがそうさせているということが言えます。

しかし実際は人は許してくれるときもあるし、そうでない時もあります。
これが現実です。
その現実をしっかり見ようとせず、恐れのゆえに早とちりして自分に都合のよい結論を出す生き方こそ、私たちが変えていかなければならない生き方なのです。

〇このような訳で埋め合わせをするのは相手の許しを得ることが目的ではないのを覚えておく必要があります。

◎平安と祝福を祈っています。

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