アダルトチルドレン特有の強迫観念から回復するために親替えする

今日は皆さんとご一緒に、どのようにしてACからの回復を図っていけば良いのかを考えます。

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1.アダルトチルドレンと依存症の問題との関わり

依存症の問題には二つあり、精神面での強迫観念と肉体面での渇望現象があると言われます。
このうち渇望現象が無く、強迫観念だけがあるのがAC(アダルトチルドレン)です。
このACが持つ強迫観念がアルコール依存症者が持つ強迫観念と非常に似通っており、その故に私たちACは疑似アル中(パラアルコホーリク)と呼ばれます。

ありのパパが持つ問題のうち、怒りの爆発などの渇望現象がある問題は比較的速やかに回復しました。
しかしACの問題を振り返ってみると、全くと言っていいほど変化していないと思われました。
そこでACからの回復に本腰を入れて取り組むことにしました。

2.アダルトチルドレンの強迫観念の軽減に取り組む

どのようにして強迫観念から来る症状を軽減しようとしたかというと、ACの問題リストとか『洗濯物リスト』と呼ばれるACの特徴をあげたリストから一つを取り出し、その特徴に一定期間(六ヶ月)自覚的に取り組むことによってです。

一番初めに取り組むべきは「刺激に嗜癖(しへき)する」という特徴です。
しかしこの問題からはある程度回復することが出来ましたので、二番目に取り組むべき問題を探すことにしました。
(治ってはいません。多分今でもテレビを見始めると何時間でも見続けてしまうと思います。ただ、家にテレビがないので、この症状が再現しないというだけです)

3.強迫観念はセットになっている

次に取り組むべき問題として「病的な見捨てられ不安」に取り組むことにしました。
それで毎朝の祈りと黙想の時間に、「病的な見捨てられ不安」のスイッチが入らないようにと祈り始めました。

そうしたところ四日目に「行き過ぎた責任感の裏には病的な見捨てられ不安がある」ことを気づかせられました。
それは共同体の仲間から「ありのパパさんは一つ一つのことに必死すぎる、真剣すぎる」と言われたことが気づく切っ掛けでした。

自分の心の中を見てみると、確かに「自分はこのことに関して落ち度がないように完全でないと失格者となってしまう」という恐れが巣くっていました。
この失格者となることを恐れるのは、見捨てられ不安が自分の中にあるからに他なりません。

4.強迫観念と生育歴の関わり

なぜ見捨てられ不安が自分の中に巣くうようになったのかと言えば、それはやはり少年期の体験に求められるでしょう。
私(ありのパパ)は少年期に養育放棄を特徴とする機能不全家族で過ごしました。
このような家庭で育った者が成人すると、往々にして「養育放棄されたのは自分に問題があるからだ。だ・か・ら、自分は完全でなければならない」との考えにがんじがらめにされる場合があります。

ありのパパはそのような典型例だったわけです。
ただ問題は、成人してからも無意識のうちにそのような考えに従って生きてきたというところにあります。

5.強迫観念からの回復の処方箋

では解決の処方箋(しょほうせん)は何でしょうか?
それは親替(おやが)えということになります。
親替えとはおもにキリスト教のカウンセリングで使われる言葉ですが、ACoA(ACの自助グループの一つ)でも教えられていることです。

人は成人するにつれて、次第に養育者から精神的・心理的・経済的独立を果たして行くものです。
それが何らかの原因で(たとえば養育者への恨みや恐れ、養育者からの支配・コントロールなど)養育者からの自立が果たされない場合があります。
このような場合には意識的・自覚的に自立を図っていく必要があります。
これを親替えと呼びます。

6.親替えの具体的方法

この親替えの作業を日々の営みの中でどのように実践していけばよいでしょうか?
それはまず日毎の祈りと黙想の時間に「神は私を決してお見捨てになられない。だから私も私自身を決して見捨てない」と宣言し、確認します。

次に日々の生活の中で、行き過ぎた責任感のスイッチが入りそうになったら、その背後には病んだ見捨てられ不安があることを知って、自分自身に向かって「人は私を見捨てるかもしれない。しかし神は私を決して見捨てられない。だから私も私自身を決して諦(あきら)めない」と言ってあげるのです。
このような営みを繰り返すことによって、強迫観念のスイッチが入りにくくなります。

◎このようにして地上にいる間はACの13の特徴に取り組み、ACとしての回復を求めていきたいと願っています。
皆様の中でACからの回復を願う方がおられましたら、ご一緒に回復を道を歩んで参りましょう。
平安と祝福を祈っています。

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