自己意志は何によって構成されているか?

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1.自己意志を神に委ねることと、自己決定権を放棄することのちがい

ステップの3では自分の意志を神に委ねるとは、どういうことかを学びます。
神に委ねようとする前に、まず意志とは何かを知っておかねばなりません。

笑い話になりますが、若い頃のありのパパは自分の意志を神に委ねるということを致命的に間違って理解していました。
一番ひどいときは食事の時、何を食べるべきかを祈って決めていました。
自己意志を放棄して、頭のなかにイメージが湧き上がって来ると、それを神の御心として捉えていました。
この話をすると、必ず一定数のクリスチャンの方が「私もそうでした」とか「えっ、それっていけないことなんですか?」という声が帰ってきます。

ここには問題の取り違えがあります。
どういうことかと言うと、自己決定権は手放してはなりません。
自己意志を手放すと言うとき、意味していることは自己決定権を用いる際に、神の意志は何かを考え、神の意志であると自分が考えた決定をなしていくということです。
決して自己決定権を放棄するということではありません。
ここを間違ったことがキリスト教会のカルト化につながる原因となりました。

では前出の食事を選ぶということに当てはめるとどうなるでしょうか?
まず神の御心は私たちが健康でいることです。
健康でいるためには完全栄養の食事を日々達成する必要があります。
「何を食べるか。何を飲むか」を心配するのを止めて、健康を維持するために神が賜物として与えておられる栄養学の基本的な知識を活用するのです。
そうすると今何を食べるべきか迷うことなく心配することなく、ごく自然に決めることができるようになります。

2.自己意志を形作るものは本能

自己意志とは何であるかを正しく理解しておく必要があります。
なぜなら正しい理解なしにステップの4以降に進むことができないからです。

自己意志を構成するものは本能であると言うと、ある方々(クリスチャン)はビックリし、抵抗を感じるかもしれません。
しかし説明を読んでくだされば必ず「なるほど」と思っていただけますので、どうぞ先をお読みください(笑)。

本能には三つあります。
共存本能と安全本能と性本能です。
この三つの本能によって自己意志が構成されています。

・意志は考えに現され、生き方は行動に現される。

神の意志は、時の始まる前からずっと宇宙を支配しています。
それに対して、人間の意志は生まれる時に与えられるものであり、成長するという目的のために与えられた有限なものです。

・共存本能→人との交流
・安全本能→食物の収穫
・性本能→子孫を作ることを第一目的としたもの

・共存本能

自分が自分自身をどう評価するかという絶対評価が自尊心です。
自尊心が高いと人の評価は必要性が低くなります。

棚卸し表の自尊心には名声・自尊心・プライドが含まれます。
共存本能には仲間づくり・人間関係が含まれます。

・安全本能

物理的・感情的安全を欲する本能です。
これがなければ人類はとうの昔に滅び去っていたでしょう。
感情的安全が脅かされた子供時代を過ごしたのがACです。

・性の本能

ほかの本能も性本能に影響を与えます。
たとえば共存本能を満足させるために性本能を暴走させるなどの場合です。

本能は強力なので、コントロールを失う場合があります。
私たちの本能は原子炉のようなものです。
この原子炉をコントロールすることは大変に難しいことです。

◎ポイントは私たちの自己意志は自分の自己意志をコントロールできないというところにあります。
解決は、自己意志を捨てるのではなく、神に委ねることにあります。
平安と祝福を祈っています。

コメント

  1. しん より:

    ありのパパさんいつもありがとうございます。
    教えてください。
    私たちの自己意志を構成するものが本能であり、私たちの自己意志は自分の自己意志をコントロールできないとするならば、言い換えると私たちの自己意志は上の3つの本能をコントロールできないという理解でよろしいでしょうか?

    • ありのパパ より:

      こんにちは、しんさん。
      コメントをありがとうございます。

      そうです。その通りです。
      12ステップの自己理解はそのようなものですし、わたしもまたそのように理解しています。
      何か疑問などありましたら、またご質問ください。

      またコメントしてください。お待ちしています。