12ステップ運動とオックスフォード運動のかかわりとは?

(12ステップの発祥の歴史)

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1.オックスフォード運動以前

オックスフォード運動以前の運動理論はアルコール依存は罪と弱さが原因であるとしたために、どれも長続きしませんでした。
日本で活動しているアルコール関連の自助グループと言えば断酒会とAAがあります。
それ以前には浄土真宗が禁酒会を始めたことがあるようですが、うまくいかなかったようです。
理由は、アル中を病気ではなく、道徳的・倫理的な問題であるとしたことがうまく行かなかった原因ではないかと、ありのパパは推測しています。

人は原因が何であるかに気づくことが出来ると、天が開けたような感じを持つことがあります。
「何だ、俺は病気だったんだ。罪深さや弱さは関係なかったんだ!」という理解はその人を真の回復へと進ませます。

これが12ステップの1に当たります。
ステップは順番に踏んでいくものと言われています。
ことにステップの1と2は「お腹にストンと落ちる」という経験をする必要があります。

〇ステップ1が分かると、ステップ2に進むことが出来、ステップ3をやってみようという気になる。

2.ユングとの出会い

ユングはローランドハザードにオックスフォードグループに行くことを勧めました。
ローランドハザードとはアルコール依存症治療のため、はるばるアメリカからユングのいるヨーロッパにまで訪ねて来た人です。

ユングはアルコール依存症を彼のカウンセリングでは治せないことを認めていました。
ただ、劇的な霊的体験を持つことが出来れば回復するかもしれないと言いました。

ユング自身は霊的体験をどのようにすれば得ることが出来るのか知りませんでした。
その代わりにオックスフォードグループに参加することを勧めました。

これは現代に生きる私たちに大切なことを教えています。
今の時代は、医師はカウンセリングをバカにしている節がありますし、カウンセラーは自助グループに不信感を持っている節があります。
そして対抗感情転移かどうか分かりませんが、自助グループの人々は医師やカウンセラーに不信感を持ち、彼らをバカにしている節があります(笑)。

〇このようなことは不健全であり、回復にとって有害無益の何物でもありません。

3.オックスフォード運動との出会い

福音派キリスト教の運動であるオックスフォードグループのこと。
オックスフォード運動の創設者はブックマンと言います。
ブックマンは悔い改めたことの印(しるし)として謝罪の手紙を迷惑をかけた人に送りました。
そうしたところ、そのことによって一番大きな変化を受けたのはブックマン自身でした。
その故に彼が始めたオックスフォード運動は告白することをとても大切なこととします。

またこの運動に属する人々は人格が変わったことを証するために酒とタバコをやめました。
これにアル中の人々が引き寄せ始められました。
運動の当事者たちには、酒とタバコを止めるのは証(あかし)以上の意味はなかったのでしょうが、アル中にとってみれば「あの運動に参加したら、酒を止めることが出来る!」ということだったのでしょう。

◎そういう訳で、AAの初めの百人はみなオックスフォード運動に属していたのです。

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