目的と目標は車の両輪って、どういう意味?

目標を達成することを人生の目的にしている人は、人生のどこかで燃え尽きてしまう危険があります。

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①目標を達成することを目的にしてはならない

若い芸能人に対してよくなされる質問は「今年の目標はなんですか?」というものです。
決して「あなたの目的はなんですか?」という質問ではありません。

なぜだかお分かりですか?
そうです。その質問をする記者ご自身が人生の目的を持っておらず、目的と目標の違いということを考えたこともないからではないでしょうか?

この違いを考えない人は、いとも容易に目標を実現することが人生の目的であると勘違いしてしまいます。

目標を実現することが人生の目的という生き方をもう少し考えてみましょう。

②結婚前の女性の場合

結婚に対して異常に執着している女性たちがいます。
この人たちにインタビューしてみると「結婚して幸せになるんです!」と異口同音に答えます。
この人たちから伝わってくるのは「今は幸せじゃないけど、結婚したら絶対幸せになれる!」という強い思い込みです。
よく考えれば、今幸せではない人が見つけてくる人は大体幸せではない人です。
幸せでない人と幸せでない人がくっついて幸せになれと考えるのは妄想に過ぎません。
結婚して幸せになれるのは今現在もう既に幸せである人だけです。

次のように考えると視点を転換することが可能になります。
「今までは『結婚していない自分はダメな自分、結婚できたら自分は合格』と無意識に考えていた。だから結婚に向けて目の色を変えてきた。しかしよく考えて見ると、結婚して幸せになれるのは今現在幸せな人だけだ。自分の心を見てみると、決して自分は幸せではない。だったら結婚のことは一旦棚上げして、今の自分が幸せになるためにはどうしたら良いかを考え、そのために努力してみよう。」

このように考える人の所に理想の人が引き寄せられて来るのです(赤い糸に引っ張られて(笑))。

③ビジネスピープルの場合

ビジネスマンは典型的な目標を達成することを任務としている人々です。
二十歳前後で会社に入り、60歳前後で定年退職するまで、毎年の目標、四半期(しはんき)の目標、月間目標に追い立てられます。

目標を達成するのが好きな人々は、目標を達成することを余り苦にしないようです。
しかし人生のほとんどを目標を達成することに費やしてしまうことについては深刻に考えなければなりません。

定年退職をして家で妻と一日中顔をあわせるようになってはじめて妻と共通の話題がないことに気づく人がおられます。
そのことを妻に責められて「俺は会社で数字を達成するために全力で働いてきたんだ。それのどこが悪いんだ!」と言い返しても余り説得力がありません。

なぜならそれをしたのはあなた自身であり、誰に頼まれたわけでもありません。
人生という名前の車には目的を実現することと、目標を達成するという二つの車輪があるにもかかわらず、片方を無視して、目標達成だけに力を入れたのはあなたご自身の選択だからです。
片方を無視して人生を生きてきた報いを今受けているのだということが出来ます。

そうならないためには自分の人生の目的は何かをよく考えることです。
そして人生のどこかで「私の人生の目的はこれである」と明確に握ることです。
そして目的の実現と目標の達成の二つに精神的エネルギーや時間的エネルギーを振り分けるようにします。

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④目標の達成だけでは人生が行き詰まるように、目的の実現だけだでも不足

ある時期まで目標達成にシャカリキになり、その虚しさに気づき、今度は「目標達成なんかどうでも良い。大切なのは目的の実現だ!」とばかりに目標など少しも立てずに目的の実現のみを実践される方々も少なからずおられます。
しかしこのような生き方もまた、行き詰まるのは時間の問題であるように思います。

なぜなら人はそのようには出来ていないからです。
人間には目的を実現したいという思いと目標を達成したいという二つの願いがあるからです。
例えどなたかが「目標なんかどうでもいい」と言ったとしても、それは抑圧しているのに過ぎません。
人が一番幸せを感じるのは目的を実現しつつ、目標をも達成するために励んでいるときだからです。

◎どうやらバランスのとれた生き方は目的の実現と目標の達成の二つに配慮する生き方であるようです。
平安と祝福を祈っています。

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