12ステップを他の問題の解決に活用することは可能か?

12ステップを他の問題の解決に活用することは可能でしょうか?
今日はみなさんとご一緒にこの問題を考えてみます。
はじめに12ステップの概観を見ていきます。
12ステップには三つのゴールがあると言われます。

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1.12ステップの骨組み

①ゴール1は問題は何かを知ることです。

言い換えると問題の本質を知ることです。
アルコールの問題を抱えてる人にとっては、アルコールに対して無力であることを認めることです。
ありのパパのように怒りの感情の問題を抱えている人にとっては、感情・情緒の問題に対して無力を認めることです。
AC(アダルトチルドレン)にとっては無意識的な強迫行動に対して無力であることを認めることです。
共依存の人にとっては共依存に対して無力であるのを認めることです。

②ゴール2は解決策を知ることです。

解決策は何かと言うと、それは「自分を超えた力」です。
ここでは問題と解決は対をなしています。
どういうことかというと、問題が「自分の無力」であるとしたら、当然解決策は「自分を超えた力」になるということです。

この「自分を超えた力」が「自分なりに理解した神」になります。
この自分なりに理解した神の最低限の条件は自分を超えた力を持っていることです
この自分なりに理解した神の概念は、その人が人格的・内面的に成長するに従って、一緒に変化していきます。
はじめはどこのおっちゃんか分からないような神だったのが、次第に愛に満ちた神という概念へと成長していくのです。
それで12ステップグループでは個々人がどんな神概念を持つかについて議論しないし、持つべき神概念を明確にすることも決してありません。

③最終ゴール(ゴール3)は回復を達成することです。

どんな問題であっても解決の手順は同じです。
但し、この「どんな問題であっても」とはどんな依存症であってもという意味で使われています。

回復のための行動は当事者である私たち自身が行わなければなりません。
誰かが肩代わりすることは出来ません。
しかし回復の道筋(レシピ)はもうすでに他の誰かによって提供されています。

2.12ステップを依存症以外の問題に適用する。

①適用の原理はみな同じ

かつてありのパパが属していた教会で指導者が説教の中で「聖化の恵みを受けるために私たちは自分の身を神にささげた。なぜ他の問題についても同じようにしないのか?人間関係の問題、家族の問題などそれが何であったとしても聖化の恵みを受けたときと同じようにすることが問題解決の鍵だ」と仰いました。

ありのパパはそれを聞いて(実際はその方の説教集を読んだのですが)一つの領域で突き抜けた経験(ブレイクスルー)を持つ人は他の領域においても同じ原則を実行することによって問題を解決することが出来るのだと感じ入りました。

しかしそのときのありのパパの状態は、聖潔の恵みを受けるためにはどうしたら良いか分からない時でしたので「そんなこと言われてもチンプンカンプンでんがな」という感じではありましたが(笑)。

さて、12ステップの概観を修得できたら、その原理を依存症以外の問題に適用することは可能でしょうか?
ありのパパはそれは十分に可能であると考えています。
キリスト者が直面する問題にも、人間関係の問題にも、家族の問題にもです。

②信仰の成長を妨げる罪の問題

キリスト者が直面する問題とはなんでしょうか。
それは罪の問題です。
多くのキリスト者が自分のうちに働く罪の力に打ち勝つかつことが出来ず、苦しんでおられます。
ただし、この問題に取り組む際に注意すべきことがあります。

一つは神経質になりすぎることです。
ある若いクリスチャンは「僕はどうしてもビールを飲んでしまうんです」と嘆きました。
ありのパパは「あのね、ビール飲んでも罪じゃないよ。酔わなければ良いんだよ。ほろ酔いはOKだよ」と答えましたが、その方は「僕は完全なクリスチャンになりたいんです」となおも言います。
ありのパパは心の中で「完全って何でんねん。完全になれないからこそ、キリストを信じたんとちゃうんか?」と思いました。
自分の考えや受け取りが過敏すぎるのかどうかは中々分かりづらいことではありますが、注意をしたいものです。

もう一つは明らかに罪なのに「この程度は良いんだよ。世の中で生きてるわけだし、しょうがないんだよ」と居直ることです。
これは前者がある意味では微笑(ほほえ)ましいのに比べ、こちらは「地獄行きだぞ!」とでも言ってやらなければならない困った状態ではあります。

程度問題という言葉の意味を正しく捉(とら)える必要があります。
その上で、それでもなお「この問題をどうにかしたい」と思ったら、どうすれば良いでしょうか?

③具体的な例

たとえばありのパパのように「怒りっぽい」ということで悩んでいる場合は12ステップを実践することで問題を解決することが出来ます。
また性の問題で弱さを感じている青年たちも12ステップを実践することで問題を解決することが出来ます。
同様に子供をどうしても支配的にコントロールしがちなことに悩んでいる親御さんも、12ステップを実践することで問題を解決することが出来ます。

怒りっぽいという問題は感情と情緒に問題を抱ているということですし、どうしてもネットポルノを見ることを止められないというのは性的な問題を抱えているということです。
また子供に対して支配的・依存的であるというのは共依存の問題を抱えているということです。
これらは皆12ステップを実践することで解決可能です。

◎神は私たちに試練をお与えになります。
しかしそれとともにその試練を肥やしにしてすくすくと成長できるために「簡単な霊的道具一式」である12ステップをもお与えになられました。
平安と祝福を祈っています。