すべてのことに物語あり ジョー・マキューのこと

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①ジョー・マキューとは?

12ステッププログラムを依存症からの回復施設で用いることが出来るようにしたジョー・マキューは黒人でした。
その当時、黒人はAA(アルコホーリクス・アノニマス)に出席できませんでした。
アルコール依存症の黒人の受け入れ先は精神病院だけでした。
(精神病院といっても現在のような設備が整い、法令を遵守した施設運営がなされている病院ではなく、オカルト映画に出てくるような悲惨な環境だったようです)
ちなみに女性のアルコール依存症者の行き先は刑務所だけでした。

先のアメリカ大統領選挙では黒人が先に大統領になるべきか、女性が先に大統領になるべきか議論されました。
それぐらいアメリカでは黒人と女性への差別が苛烈であり根強かったということです。
(もちろん我が国とて例外ではなく、ただ差別が表沙汰になることが少ないというだけであり、差別の深刻さに変わりはありません)

②ミーティング参加を許されたジョー・マキュー

AAの中で「黒人を参加させるなどとんでもない」という人々と「黒人であってもアルコール依存症であるなら参加を拒むべきでない」という人々のせめぎあいがあり、その結果ついにジョー・マキューは不完全な形ではありましたが参加を許されました。
(会場に用意されている珈琲やスナックに手を付けることは許されず、ミーティングが終わったらすぐに帰るように言われました)

そのようなわけで彼は12ステッププログラムを独力・独学で学ぶ必要に迫られました。
彼は何十回となくビックブック(AAの教科書的な存在の本)を読んだと言われます。
これが後の12ステッププログラムをミーティング会場だけでなく、依存症からの回復施設でも用いるきっかけとなりました。
これもジョー・マキューが苦しみに出会わなければ、あり得なかったことではあります。

③アメリカの12ステップグループのこと

アメリカでは12ステッププログラムに自覚的に取り組む気風が強いと感じます。
これはジョー・マキューらの先駆的な働きがあったことが影響していると思います。
アメリカでは自助グループ出席者は「プログラムに取り組んでいます」と言う方が多くおられるそうです
私たちも「ミーティングに出席しています」ではなく、「プログラムに取り組んでいます」と自然に言えるようになりたいものです。

④旧約聖書に出てくるヨセフのこと

少年ヨセフが父に偏愛されているのを異母兄弟にねたまれ、そのゆえに外国に売り飛ばされたのも、将来に起きる大飢饉に備えての神のご計画でありました。

売り飛ばされた外国の地であるエジプトの総理大臣にヨセフがなったとき、ちょうどカナン地域で大飢饉が起こりました。
自分たちが殺そうとした挙げ句の果てに奴隷商人に売り飛ばしたヨセフが、エジプトの総理大臣になっているとは露知(つゆし)らず、ヨセフの兄弟たちはノコノコとカナンからエジプトまでやって来たのでした。

しかしヨセフは兄弟たちを恨んだりせず、この出来事の背後には自分たち家族を飢饉(ききん)から守ろうとしてくださった神のご計画があることをはっきりと理解していたのでした。

⑤私たちの物語と神のご計画

これはあのことに、あのことはこのことに繋(つな)がっているのです。
このようにして私たちの物語は進んでいきます
それは異なる視点から見ると神の物語でもあるのです。
この神の物語を神のご計画と呼びます。

私たちはこのことに思いを馳せるとき徒(いたずら)に右往左往(うおうさおう)しなくなるのではないでしょうか。
なぜなら神の物語は私の人生の中で演じられているのであり、ストーリーは私の生涯の中で進んでいっているからです。

同時に、気に食わぬあの人(それは家族の誰かであったり、会社の同僚や上司であったりするかもしれません)の生涯を通しても神の物語が演じられているのを知るとき、人々に対して今までとは異なる思いをもって対応することができるようになるのではないでしょうか。
平安と祝福を祈っています。

コメント

  1. マッキー より:

    ⑤の私たちの物語と神様のご計画は、本当にその通りですね。

    世の中ではもちろん多くありますが、時として教会でも「なんで、こんなことが起きてしまったのだろう!?」というようなことがありますが、私も右往左往せずにどっしり構えて主を待ち望む姿勢を身に付けたいものです。

    今日は教会総会(今年度予算、昨年度決算)があります。
    未だかつてなかった程、混乱、紛糾しそうですが、 冷静かつ慎重な態度で望みたいと思っております。

    • ありのパパ より:

      こんばんは、マッキーさん。
      コメントをありがとうございます。

      そうですね。どんなときでも(いや危急のときにこそ)「この状況に対してどのように対処することが神の栄光を現すことだろうか?」と考える余裕を持ちたいものです。
      平安と祝福を祈っています。

      またコメントしてください。お待ちしています。

  2. マッキー より:

    ありのパパさん、こんばんは。

    全文読破中に、自分のコメントが…。懐かしい!! 

    あれから(2015年の教会総会)一年ちょっと過ぎましたが、教会内では…?、外部では、称賛されています。
    突き詰めると、何が正しかったのかは、天に凱旋するまでわからないのでしょう。
    一部の方々には、恨まれてしまっているようです。

    教会のゴタゴタは、もう懲り懲りです。
    私のように、天に凱旋するまで信仰を守ってボチボチ教会に通いたい信徒(なんちゃって信徒)を巻き込まないで欲しいものです。(泣)

    • ありのパパ より:

      こんばんは、マッキーさん。
      コメントをありがとうございます。

      でもね、ゴタゴタは生きている限りはずっと続くものですよ。
      そうではないでしょうか?
      勿論ないに越したことはありませんが。

      現在も「神の物語」は進行中なのですね。

      またコメントしてください。お待ちしています。