アダルトチルドレンの回復とは何かを知らないと回復のしようがない

(2019/11/18記事更新)ACの回復とは一体何を意味しているのか分からないという方はおられないでしょうか?
この記事ではACの回復は何を指しているのかを明らかにし、そこからの回復の方法を解説しています。

        

1.ACの12ステップは何からの回復を目指したものか?

AAの12ステップは飲酒の問題の解決を目指すものです。
NAは薬物依存を解決するためであり、GAはギャンブル依存の解決を目指すものです。
ではACの12ステップは何の問題からの解決を目指しているのでしょうか?

実はありのパパはこの問を自分にしたとき、答えにつまりました。
皆さんは如何(いかが)でしょうか?
ACは生きづらさを抱えていますが、でもだからと言ってすべてのACが何かの依存を抱えているわけではありません。

AC系の12ステップグループのパンフレットを見ると「アディクションの影響に対して無力」とか「機能不全家族で育った影響に対して無力」と書かれてあります(アディクションとは嗜癖(しへき)という意味です)。

アディクションの影響に対して無力であると定義すると、何らかの依存を持っていない者には当てはまらないことになってしまいます。
機能不全家族で育った影響に対して無力であると定義すると、理屈としては間違っていませんが何を言っているのか明確でないという感じがします。

        

2.精神面での強迫観念と肉体面での渇望現象とは?

アルコール依存を例に挙げるとアルコール依存症者には二つの無力があります。

一つ目はどうしても一杯目を飲んでしまう狂気に対しての無力です。
これを精神面での強迫観念と言います。

二つ目は一杯目を飲むと二杯目を飲まないでいることが出来ない無力です。
これを肉体面での渇望現象と言います。

回復した元アルコール依存症者のお話では、誰が考えても全くおかしい理屈が、自分にとっては至極当然のまっとうな考えに思えてしまうということでした。

たとえばミルクに一滴ブランデーを垂らすぐらいなら問題ないだろうと。
これを狂気とか、強迫観念と呼びます。

これを強迫観念と呼ぶのなら、私たちACは毎日の生活を強迫観念に縛られながら生きていると言うことが出来ないでしょうか?
(少なくともありのパパにはそのような実感がありました。)

        

3.ACにとっての嗜癖は病的な人間関係の持ち方

病的な人間関係とはACの13の問題を指しています。
たとえば人々から孤立することを嗜癖として使う、他からの承認を病的に求めることを嗜癖として使うなどです。

これらの病的な人間関係の持ち方を変えていくのは簡単なことではありません。
なぜならそれは目に見えないからです。
アル中なら再飲酒しないという、薬中ならスリップしないという目に見える印があります。
しかしACにはこの印がありません。

この点に関して言えばありのパパは自分が癇癪持ちであって良かったと思っています。
なぜなら日々の生活の中で、最低これだけをしなければよいという明確な目に見える印があるからです。
(怒りを爆発させなければ良いという最低目標だけで満足している状態はもっとも危険な状態であり、さらなる回復を目指していく必要があります。)

        

4.どうしたら変えていけるのか?

それは12ステップの4以降を恐れずに徹底してやっていくことです。
しかし4以降を徹底してやっていくために必須なのが、1から3を本当に理解していることです。
本当に理解するとは、頭の理解にとどまらずにお腹にストンと落ちるということです。

アルコールに対して無力を認めるのはある意味では難しいことではありません。
なぜなら自分の生活・人間関係を見れば無力を認めざるを得ないからです。

しかしACにとって無力を真に認めるのは難しいことです。
なぜならACには無力を認めざるを得ない印がないからです。

しかしながら正直な心になって自分の生活をしっかりと見据えるなら、いくらでも自分の無力を認めることは可能です。
どうしてかと言いますと日常生活が病んだ人間関係のあり方にがんじがらめにされているのが明白だからです。

12ステップに取り組み、霊的に目覚めることによって病んだ人間関係から解放されることが可能です。

◎回復と平安を祈っています。

メール登録をお願いします!

新しい記事を見逃したくない方はメール登録をどうぞ!新記事をメールでお知らせします。

こちらの記事もどうぞ