生きがいある人生に必要な仕事とは?

クリスチャンが仕事をするとき、問題を感じたり、悩んだりすることがあります。
今日はこの問題を皆さんとご一緒に考えてみたいと思います。

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1.仕事上の倫理的な問題

①問題であると感じる事例

〇銀行に勤めていた男性

この方が勤める金融機関に顧客の税務調査が入ったことがありました。
その時、その方の上司は「税務署がどんな質問をしても本当のことを言うんじゃないぞ!」と言われました。
その方は、それまで信仰と仕事の関係における倫理的な問題について考えたことがありませんでした。
その時はじめてそのような問題に直面して頭の中が混乱し真っ白になったとき、考えたことはただ一つ「嘘だけはつかないでおこう」というものだったそうです。
それでその方は上司に「税務署の方が質問されたら、私の知っていることはみな本当のことを申し上げます」と答えられました。

〇ブティックに勤めていた女性

どう見てもお客さんに似合わない洋服を勧めたり、わざわざ高額なものを買わせたりすることを心苦しく感じておられました。

〇証券会社の窓口業務をしていた女性

窓口に来るお客にプッシュする銘柄を朝礼の場で指示されるのだそうです。
その証券会社の全店で同一銘柄をプッシュするので、一時的に買いが殺到します。
そうして株価が上昇したところで、その証券会社自身があらかじめ買っておいた銘柄を売るのです。
そうやって利益を出していたのでした。
そのクリスチャン女性はそれが嫌で嫌でしようがなかったそうです。

②個別具体例への考察

金融機関に勤める人の事例で言えば、やはりその方は嘘をつくべきではありませんし、証券会社の窓口に勤める女性の場合も顧客に根拠のない銘柄を進めるべきではありません。(偽証をしてはならないということ)

金融機関の多くが「嘘をつく」という行為によって倒産・吸収合併に追い込まれていますし、証券会社の多くが不正な取引によって倒産・廃業の憂き目にあいました。

では、ブティックに勤める女性の場合はどうでしょうか?
客に似合わない服を勧めたり、高価な服を勧めるのは不正に当たるでしょうか?
私はそのようには全然考えません。
特に女性の場合は、自分に似合わないと思っても挑戦してみるのも良いことであると思いますし、高価な服を購入することがセルフイメージを高めることもあります。

③仕事と信仰は別物として割り切るべきか?

もちろん割り切ってはなりません。
キリスト教の特徴は、信じていることとやっていること(生き方)が一致していることです。
自己一致した生き方を仕事に適用するとどうなるかを考えながら生きるのが、クリスチャンライフです。

ここまでは仕事に携わる際の倫理的な問題を考えてきました。
次にどんな仕事をすれば良いのかという問題を考えます。

2.どんな仕事を選べば良いのか?

①あなたが大好きなことがあなたに向いている仕事です。

クリスチャンがどんな仕事に就(つ)こうかと考えるとき、使命感というものを考慮に入れます。
そのこと自体は間違っていないどころか素晴らしいことですが、ちょっとばかし気を付けないといけないことがあります。

それは「イエスのために・世の中のために」と言うとき当然ながら心の中で「仕事にはイエスのために役に立つ仕事と、そうではないクズみたいな仕事がある」と思っているということです。
これは間違っています。
問題の核心は、仕事に二種類あるのではなく、その仕事にあなたがどのような心持(こころも)ちで取り組むかというところにあります。
どういうことかと申しますと「これは私の大好きな仕事。この大好きな仕事を通してイエス様にお仕えし、世の中に貢献(こうけん)するのだ」と考えるのか、それとも「なんだ!このクズ仕事。あぁ、私はこの仕事をするのが嫌で嫌でたまらない」と考えるのかということです。

②クズ仕事から大好きな仕事に移るにはどうしたら良いか?

それは今目の前にある仕事に身を入れるところから始まります。
不正をしている人は不正をただすことから始めることです。
視野の狭い人は視野を広げることから始めます。

良い仕事・悪い仕事という二元論的なものの考え方から離れて、みんな良い仕事であるという一元的理解に立って、その中から自分が大好きな仕事を見つけ出すようにします。

③現在大好きな仕事が一生大好きとは限りません。

一般的なことで言えば、興味と関心は移り行くものです。
ですから思い込まないことです。
また、嫌いな仕事・苦手な仕事をしておられる方も、簡単にやめようなどと考えないことです。
なぜなら将来あなたが大好きな仕事にめぐり合ったとき、嫌いな仕事・苦手な仕事をやることで身に付けたものが、その大好きな仕事をやっていく上で必要になるからです。

④得意なことだからと言うことで仕事にしてはならない。

あなたが大好きなことを仕事にすることです。
もちろん大好きなことが得意なことと重なっていれば万々歳な訳ですが、世の中そうは問屋が卸さないように出来ているようです。

⑤親御さんは、自分の子供たちに得意なことではなく、大好きなことは何かを探し出し見つけ出すように手助けをしてあげてください。

現在の教育は、子供のうちに才能を見いだし、その得意なものを伸ばすことに焦点が合わさっています。
その結果、得意ではあっても本当は好きでも何でもない仕事に就かざるを得ないという若者が多くおります。
このような人々の特徴は心が空虚であり、霊的な満足感がないということです。
大切なことは子供時代のうちに、自分が大好きなものは何かを見つけ出す術(すべ)を身に付けさせることです。

◎どうぞ今やっている仕事に身を入れることから初めて、考え方の幅を拡げることに努力してください。
そうして自分の大好きな仕事を見つけ出し、少しずつその大好きな仕事に近づいて行ってください。
そうしたら必ずあなたの心と魂に満足と内なる平和がやって来ます。
祝福を祈っています。

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