私たちは領土問題に対してどのように対処すべきか?

今日は皆さんとご一緒に、私たちは領土問題に対してどのような態度をとれば良いのかということを考えてみたいと思います。

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①現在、我が国はロシアとは北方領土を、韓国との間には竹島を、中国との間には尖閣諸島について領土問題を抱えている

ロシアとの間にある北方領土問題については、現在ロシアが自国の領土として有効に占有しており、ロシア国民も住んでいます。
中国との間にある尖閣諸島については、我が国が自国の領土として有効に占有しており、ただ中国が領有権を主張しているのに過ぎません。
韓国との竹島問題は先の二つの領土問題に比べて、経緯は複雑であり、現状もやっかいなものです。
竹島(韓国側の呼び名は独島)を韓国が実力で占有したのは、我が国が太平洋戦争に破れてアメリカを初めとする連合軍の占領下にあったときでした。
当時、我が国は国家主権が停止された状態であり、韓国側の侵入に武力をもっての反攻をしませんでした。
連合軍もソ連・中国という共産陣営の防波堤としての役割をになう韓国にたいして実効ある行動を取ることを控えました。
ここだけを見ると「韓国はけしからん。人が困っているときに泥棒猫のように人の領土を奪いやがって」と、韓国に対する反発が芽生えるかもしれません。

②竹島問題はどうして韓国を刺激するのか?

我が国は戦前、韓国を侵略・併合する過程で、まず韓国の外交権を奪いました。
主権国家から外交権がなくなれば、国家としての体をなしません。
言ってみればアメリカ合衆国の一つの州のような地位と同じようなものです。
我が国はその外交権を奪う五年前に竹島を島根県に正式に編入しました。
というわけで韓国の人々にとっては、竹島問題は日本帝国主義の象徴的存在であるのです。
一般の良識ある日本人にとってみれば「なぜ韓国は竹島問題であんなに騒いだり、興奮するのか?」というのが正直な感想であると思います。
しかし韓国の人々にとっては竹島問題は、炭鉱の中のカナリアのようなものです。
どういうことかと言いますと、竹島問題についての日本の行動を見ていれば、日本国内で軍国主義勢力がどの程度伸長しているかが分かるということです。

③固有の領土とは?

私たちの国は戦後66年間平和を保ってきました。
その間に私たちは良い意味でも悪い意味でも平和惚(ぼ)けしているところがあるのではないでしょうか?
たとえば「北方領土は我が国固有の領土である」と言われると、ピュアな精神を持っている人は「あぁ、そうか。北方領土は歴史が始まってからずっと我が国の領土だったんだ」と思い込みがちです。
しかし事実はそうではありません。
北方領土はおろか北海道さえ、明治以前は我が国の領土ではありませんでした。
現在は沖縄と呼ばれる琉球も同様であり、明治以前は琉球は独立国家でした。
このように固有の領土であるといっても、それは永遠の初めから我が国の領土であったということではないのです。

④領有権争いが存在することを異常な状態と思わないこと

私たちは他の国が日本の領土に対して領有権を主張すると、その国は許しがたい大悪党であると思いがちです。
しかし冷静になって世界を見渡してみると、領有権問題を抱えていない国家など存在しないのを知ることが出来ます。
私たちが陸地という地上に住んでいるかぎり、そして人間という理解力に限界の存在であるかぎり、歴史が終わるまで領土問題は存在し続けます。
どうやら私たちは領土問題があるのが通常の状態であると達観(たっかん)することが必要のようです。

⑤どのように対処するのが賢いことなのか?

竹島が我が国の領土あることは確かなことです。
ですから日本政府が、ことあるごとに竹島の領有権問題を国際社会に訴えることは正しい行動であると言えます。
ただし、この問題が韓国との間の外交紛争に発展することがないように、細心の注意を払う必要があります。

では私たち国民は、どのように行動するのが良いことでしょうか?
日本国民がなすべきことは、彼ら韓国民の心情に共感的理解を示すことです。
韓国民がみっともないぐらいに大騒ぎするのには、それなりの訳があることを分かってあげるのです。
共感的理解を示すことと、「竹島はあなたがたのものです」と言うのは全く違うことです。
この違いが分かる程度には、私たちは大人になっている必要があります。

◎威勢のよいことを言う人々の妄言に惑わされることなく、何が正しいことで神の御心にかない完全であるのかをわきまえ知るために心の一新によって自分を変える営みを続けたいものです。

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