ナンバーワンからオンリーワンへ

マタイの福音書18章にはペテロ以外の弟子たちが、イエスとペテロが話し込んでいるところにやってきて突拍子もない質問をしているのが記されています。
その質問とは「それでは天国では誰が一番偉いのでしょうか?」というものです。
このような質問をして少しも恥ずかしいとか、おかしいとか感じないのが、ありのパパから見ると可笑しいです(笑)。

イエスはそのおかしさを何とか弟子たちに分からせるために一人の幼子をつれてきます。

「あなたがたも方向転換をして、この幼子のように自分の無力を認めるのでなければ、天国に入ることはできません。天国ではこの幼子のように自分を無力な者として認めることができた者が一番偉いのです。また無力を認めた者を受け入れる者は、わたし(イエス)を受け入れるのです。」[マタイ18:1~5]

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1.ナンバーワン思想とは何か?

それはグループの中で一番偉いポジションを目指す考えです。

小さいときはクラスで一番、大人になってからは日本一を目指し、さらに世界一を目指します。
イエスのお弟子さんたちは、神の国を広めようとしたイエスの弟子でありながら、その弟子団の中で一番偉い地位を目指しました。
実質的にナンバーワンだったのはペテロですが、そのペテロがイエスと親しそうに話しているのを見て、嫉妬心が引き出されたのかどうか分かりませんが、「それでは誰が一番偉いのですか?」と見当違いの質問をしてしまいます。

現代であれば「違うから!そんな話してないから!」と突っ込みが入るような場面ですが、お弟子さんたちにはそれが見えませんでした。
ありのパパにとって興味深いのは、お弟子たちがいつ頃ナンバーワン思想からオンリーワン思想に転換したのだろうかということです。
皆さんはどのようにお考えですか?

2.オンリーワンとは?

①オンリーワンにもいろいろあります。

なかにはナンバーワン思想より始末の悪いオンリーワンもあります。
それは「自分は素晴らしい。世界の中で自分にしかない魅力と能力がある」と考えるオンリーワンです。
これは鼻持ちなりません。
こんなオンリーワンなら、ナンバーワンを目指すほうがましです。
なぜならナンバーワンを目指すと、競争しないといけませんから勝ったり負けたりすることによってくだらない自尊心が存在する余地がなくなります。
これに対して切磋琢磨しない甘っちょろいオンリーワンは外の世界を知らずに「私は素晴らしい~」とほざいているだけですから、見る人が見たら鼻持ちならない存在でしかありません。

②イエスが仰るオンリーワンとは「自分は無力であることを認めざるを得ない」と告白する人に備わっている霊的な特質です。

「幼子のようにならなければ」の意味をとり間違えてはなりません。
幼子は食べるのも服を着替えるのも自分ではできません。
人に手伝ってもらうのが当たり前だと考えるほど、自分が無力な存在であることを知っています。
「これほど徹底して自分の無力を認めるのでなければ天国に入ることはできない」とイエスは言われたのです。

3.無力を認めた人のオンリーワン人生とは?

①自分の力を信じない人生。

この地上には二つの力しかありません。
すなわち、神の力と自分の力です。
無力を認めるとは、自分の力に頼って生きていくことはできないと認めることです。
本当に自分の力に頼らなくなった人は自然に神の力に頼るようになります。
自分の力にも頼るし、神の力にも頼るというのは出来そうに思えますが、現実には決して実行不可能なことです。

②神の力を信じる人生。

神の力を信じてちょっとうまくいき始めるとすぐいい気になるのが私たち人間です。
しかし本当のところを言うと、いい気になるのは自分の無力をいい加減にしか認めていない証拠です。
ではどうしたら良いかと申しますと、神に「自分が無力であることを今日も知ることが出来るようにしてください」と祈ることです。
ちなみにありのパパは毎朝寝床の中で「神様、今日一日を生きる力だけを求めます。そして今日も自分が無力であることをなおなお分かることが出来るようにしてください」と祈ってから一日を始めます。

③神に従うとは、自分の考えと行動を神の御心に合わせ続けること。

神に従おうとするとき、我力(がりき)で従おうとしてはなりません。
勿論、そんなことはしようとしても出来るものではありませんが(笑)。
神に従うとは、無力であると認めた自分を神に委ね、力が付与されて一日を生きていく自分を見つめながら、心の中で「自分のどの部分が神様に変われと言われているだろうか」と慮(おもんぱか)ることです。
そのためには自分の思考パターンと行動パターンを知る必要があります。
自分を知らないのに、自分を変えようとするのは出来ない相談です。
「自分はこういう時このように反応する」ということを知り、分析します。
それによって自分自身の思考パターンと行動パターンを変えることが可能になります。

◎私たちお互いは罪人オンリーワン人生を胸を張って生きていきたいものです。
祝福を祈っています。

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