受容とはどういうことか?

すべての人間関係の問題の鍵は「受容」ということにあると、ありのパパは考えています。
そこで今日は皆さんとご一緒に、受容ということを考えてみたいと思います。

1.自己受容とは?

①自分と自分自身の関係。

自己受容とは何かと言うと、それはもう一人の自分である自分自身をありのままで受け入れることです。
ですから自分自身という存在を感じていなければ、話が始まりません。
皆さんは、自分自身の存在を知っているでしょうか?
自分自身を抑圧していると、声が聞こえてきません。
まず、自分自身を抑圧することを止めて、自分自身が自由に声を上げることが出来る環境を作って上げることです。
それは一言で言うと、なるべく本音を語り、物事を本音から出発させるということです。

②自分自身を裁かない。

「出来ない自分は駄目な存在。出来る自分は生きていて良い存在」というテープレコーダーが頭の中で回っていないでしょうか。
ご自分が失敗したとき、恥ずかしい思いをしたとき、気落ちしているとき、「こんな自分は生きていてはいけない」というテープレコーダーが回っているものです。
そのテープを外して、新しいテープを入れます。
そのテープには「『あなたはわたしの目に効果で尊い』と神は私に言われる。だから私は自分を赦し、自分を裁かない。」という言葉が入っています。
こうやって生きている間中、ずっと自分を赦し続けます。
そうすると段々、自分を赦すということが板についてきます。

③自分の失敗を赦す。

一般的に言って、万能感が強い若い時代は、自分を赦すと言われてもピンと来ませんが、多くの失敗を重ねてきた中年以降になると、自分の失敗を赦すことが大切なこととなります。
アダルトチルドレンですと、養育者から与えられた低いセルフイメージのため、若いときから自分を赦すという作業をしないといけませんが、歳をとると今度は自分が行った失敗の記憶に苦しめられるようになります。
それで今度は、そのためにも自分自身を赦すということが必要になってきます。

2.他者受容とは?

①多くの問題の原因は他者受容できないこと。

自分の子供が様々な社会的不適応(登校拒否、薬物依存、家庭内暴力など)を起こすと、ご両親は初めの内は力で押さえつけようとしますが、子供の内にあるマグマが吹き出して対応不可能になると、今度はカウンセラーの元を訪れるようになります。
そこでは両親が子供を受容するようにと勧められます。
しかし自分自身が受容されて育てられていないため、子供をどうすれば受容したことになるのか、皆目見当がつきません。

②他者受容は自己受容に正比例する。

本当のことを言えば、他者を受容しようとして出来るものではないのです。
他者受容には明々白々な原則があります。
それは「自己受容している分だけしか、他者受容できない」ということです。
ですから他者を受容しようとして悪戦苦闘するよりも、それはちょっとお休みして、まず自分自身を受容する練習をすることです。
これが最も効果がある道であり、結局早道であるのです。

③肯定と受容のちがい

カウンセラーに子供を受容するように言われたが、子供を受け入れ切れず、最後は野球のバットで子供を殴り殺した事件がかつてありました。
この事件はカウンセラーの側にも深刻な問題を投げかけました。
それまでは神話のように「受容すれば必ず子供は良くなる」という思い込みがあったからです。
受容していると思っていることが実は子供の行為を肯定しているだけだったりすることがあります。
また反対に受容していると思っていることが、実は子供を縛っている場合もあります。

拒食症の娘さんを抱えた親御さんが「私は娘を受容しています。娘に『拒食症が治ったら、結婚しても良い』と言ってあげています。」と言われました。
ありのパパは驚いて「受容するとは、『拒食症が治っても治らなくても、あなたは結婚しても良い』と言って上げることです。」と申し上げると、そのお母さんは心底驚いた様子でした。
この様なことを避けるためにも、複数のカウンセラーから意見を貰うことが大切です。

3.現実生活にどのように応用するか?

①変われない自分と変われる自分

人の話を聞いていると頭か痛くなるという人に、受容的な対応を期待するのは出来ない相談です。
ではどうしたら良いでしょうか?
それは自分の中で変われる部分と変われない部分をはっきりさせておくことです。
人の話を聞くのは苦手だが、段取り上手である場合は、誰かに話を聞く役をやって貰うことです。
そうやって、必要最小限変わらなければならない部分に焦点を当てて、変わる努力をすることです。

②変われない自分を受け入れる。

変われないと思われた部分はどうしたら良いでしょうか?
たとえば短気な人で、短気な性格は治らないと諦めた人は、怒りが爆発しないためにはどうしたら良いかを一生懸命考えることです。
そうして得た役に立つ知識は、他の人々にも役に立ちます。
ありのパパも多くの人々から、役に立つtips(知識)をいただきました。
「正直に生きる」「初めの誘惑を退ける」「今日一日を生きる」などは大変役に立っています。

③変われた自分を誉めてあげる。

変われると思われる部分を積極的に延ばしていくことです。
あれもこれも変えていこうとするとき、中々効果は現れませんが、焦点を定めて、得意分野にリソースを集中すると、著しい効果が現れます。
成長した自分を見て、「なんだ。たったこれだけか」と決して言ってはなりません。
「こんなに変われた」と自分を誉めてあげることです。

◎受容ということに焦点を合せて、キリスト者生涯を歩むとき、神様の栄光を表すお役に立つことが出来ると信じます。

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