電話相談の具体的問題の解決策を考える

今日は電話カウンセリングにおける様々な困難をどのようにして乗り越えていくかについて、皆さんとご一緒に学びます。

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1.時間の余裕がない時どうするか?

電話はこちらの都合にお構いなく掛かってきますし、悩んでいる人にこちらの都合まで配慮する心の余裕はないものです。
ですから、こちらの側で何とかしなければなりません。

2.夜遅く掛かってくる場合

あなたが夜型の生活をしている方なら問題はありませんが、朝方の生活をする方であったり、小さなお子さんがいたり、受験生がいる家庭の場合は問題となります。
そのような場合は時間を決めておくのが良いでしょう。
電話を切るときに「今日は電話をくれてありがとう。私はいつも夜9時には寝ているので、今度電話してくれるときは9時までに電話してくれる?」と言います。
そうしますと案外そのようにしてくれるものです。
中には8時55分に電話をかけてくる人もいますので(笑)、実際にあなたが考える時刻の一時間前を指定するのが良いでしょう。

3.頻繁(ひんぱん)に電話が来る場合

これも私たちを悩ます問題の一つですが解決する方法はあります。
一般的なカウンセリングの場合ですと、一回のカウンセリングでチャレンジするべきことを見いだし、次回のカウンセリングの際に確認します。
ですからカウンセリングとカウンセリングの間に一週間程度必要になります。
電話でのカウンセリングのときも、これを応用します。
たとえば「受容的態度で一週間接してみよう」という課題を出し、一週間経ったら電話をしてもらい、結果を報告してもらうというようにします。
そうしますと(まじめなクライアントですと)一生懸命実習に精を出しますから、頻繁には電話をしてこなくなります。
それでも頻繁に電話をかけてくる場合は、クライアントにこう言います。
「あなたと電話のカウンセリングをしている目的は、あなたが自立した存在になるためです。でもあなたが頻繁に電話をかけてくるという行為は、その目的に逆行しているように思うのだけれど、あなたはどう思う?」と尋ねます。
そうしますと、だいたいは納得してくれ「電話をしないように頑張る」と言ってくれることが多いです。

4.例外的場合

(依存症者の場合)
AAでは再飲酒しそうになったら、飲んだ後に言い訳の電話をするのではなく、飲む前にスポンサー(個人的に相談に乗ってくれる人のこと)に電話をするように言われています。
これは大変効果があるそうです。
電話をかける人も、話を聞く人も、元アル中であり、共感がしやすいことや緊急性があることなどが一般的な電話カウンセリングと異なる点です。

(うつ病・うつ的傾向のある人の場合)
昔からよく言われる俗言に「死ぬ、死ぬと言う人ほど、死なないものだ」というのがあります。
しかしこれはうつ病の方やうつ的傾向のある人には全く当てはまりません。
これらの人たちは自死への強い内的衝動を抱えている存在であることを弁(わきま)えていなければなりません。

5.電話カウンセリングは誰にでも有効か?

心の病には、精神病・神経症・悩み事と三つに分けることができるでしょう。
このうち、カウンセリングの対象となるのは社会生活に適応は出来ているのだが、それでもなお心に生き苦しさを感じるという人々です。
神経症の場合は、病院の治療と平行しながらカウンセリングを行わなければなりません。
統合失調症などの精神病の場合は(ありのパパの私見であることをお断りしておきます)、カウンセラーが振り回される結果になることが多く、良い結果を見ることが少ないように思います。
しかしこれは精神病者に対してカウンセリングを否定しているのでは決してありません。
黙って話を聞いてもらうことは誰にとっても得難い経験であり、人間として無限に成長していくために必須のものです。
ただ困難も大きいのでカウンセラーとしての自分の力量を勘案しながら出来ることと出来ないことを見分けることが、とても大切だということを申し上げたいのです。

○「こういうケースでは、どのように対応したら良いだろうか?」とのご質問がございましたら、どうぞコメント欄から質問してください。
共に考えてまいりましょう。
「今日からあなたも電話カウンセラーを目指そう!」

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