薬物依存への正しい認識をマスコミはもて!当事者は回復施設へ行け!

歌手・俳優だった人の覚醒剤依存についての話題がマスコミを賑わせています。
しかし問題の核心は何かを知ろうともせず、相変わらずの馬鹿騒ぎを繰り広げているのみです。
依存症報道に対するマスコミの責務と依存症治療についてお話します。

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1.マスコミには社会的責任を果たす責務がある

「以前からおかしいとささやかれていた」などと報道していますが、以前からおかしいと言われていたのなら、なぜその時点で報道しなかったのでしょうか?

「違法薬物に手を染めたことによる青少年への影響が懸念される」などと当たり前にすぎることを言っていますが、では知っていたにもかかわらず報道しなかった自らの責任についてはどのように考えているのでしょうか?

多くの方が指摘しているように、五日間の逃亡は体から覚せい剤が抜け、尿から薬物反応を出さなくするためと言われています。
本当に二度と覚せい剤に手を出さないと思っているなら、こんなことをする必要はさらさらありません。
これはほとぼりが冷めたら覚せい剤にまた手を出そうと考えていることの印ではないでしょうか?
そうであるのにマスコミが今の時点で復帰について安易に言い募っているのは余りにも無責任です。

万能感の強い人が覚せい剤に、現実逃避の傾向のある人がアルコール依存になりやすいと言われています。
ですからある新聞の社説が「優等生だったあなたがなぜ覚せい剤に手を出したのか?」と書きましたが、優等生だったからこそ覚せい剤にはまる危険が他の人よりあったということを認識しなければなりません。

マスコミに属する人々は薬物依存を初めとする依存症についての知識を深める必要があります。
何回も同じことが起きているにもかかわらず、そのたびにド素人のように右往左往するだけであってはいけません。

2.薬物依存症者のための回復施設

薬物依存症の回復施設にダルクがあります。
ダルクはカトリック教会のミニー宣教師が始めたものです。
ダルクのプログラム参加者の回復率については定評があります。
ダルクのプログラムはアルコール依存症者の自助グループであるAAの12ステップを使っています。

多くの人々が言うように、薬物依存からの回復は容易なことではありません。
しかし12ステップを使って人生の歩みを進めていくなら、薬物依存からの回復は可能です。

そのためには、
①ダルクやNAなどの依存症患者の自助グループに生涯出席し続けること。

②薬物依存を過去の出来事とせず、今も再び薬物に依存する可能性がある元薬中(やくちゅう)として自らを告白すること。

③薬物依存を一時的な誤りとしたり、なかったことにするのではなく、そうなる理由があったからこそ、なるべくしてなったと考えること。

そのような認識がある場合のみ、永続的な回復と成長を期待できます。
そうでなければ、一生医療刑務所を出たり入ったりの繰り返しにならざるを得ないでしょう。

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