天職は探しても見つからない。天職は向こうからやってくるもの。

旧約聖書の創世記41章にはエジプト王が冤罪のために牢獄にいたヨセフを呼び寄せ、自分の見た夢の解き明かしをさせたことが記されています。
このところから、どうしたら天職を生きることができるのかを考えます。

        

①ヨセフが天職を見つけるまで

ヨセフが人身売買されたのは17歳のときでした。
そのヨセフがエジプトの国務長官になったのが、30歳のときです。
牢獄に閉じ込められていた期間が少なくとも2年以上ありますから、ヨセフは約11年間、親衛隊長の家で働いていたことになります。
その間、ヨセフはどのような気持ちで過ごしていたのでしょうか?

        

②ヨセフの生涯と天職

多くの若い人々が天職を見つけることができずに悩んでいます。
そして転職を繰り返す方もおられるようです。

年配の方がよく「あなたがたは自分が好きな職業につくことができて幸いだ。私たちのときは貧しくてとにかく食べるために働かなければならず、どんな仕事が良いかなどと、えり好みはできなかった」と言われることがあります。
しかしヨセフの生涯を見れば、転職を繰り返す若い人々も、食べるために働かなければならなかった年配の方々も、自分がどんなに恵まれた境遇にいたかを思い知るのではないでしょうか。

ヨセフの生涯をみると、天職なんてものはないことがわかります。
もしヨセフに「あなたの職業は何ですか」と尋ねれば、返って来る答えは「17歳から奴隷をやりました。それから28歳までは執事。それから2年間は獄屋の管理を任せられました。(自分自身も入っていましたけど(笑)。)30歳からはエジプトの国務長官と食糧庁長官を兼務しました。その後は…………。まだ、聞きたい?」というものでしょう。

        

③天職は見つけるものではなく、向うからやって来るもの

よく「キャリアを磨け」と言われます。
これを聞くとありのパパなどは「ただでさえ強い、我(が)は磨かないようにね」などと思ってしまいます。
自分の計画した通りの人生なら、キャリアを磨くことも可能でしょう。

しかし天地万物を支配しておられる神は、あなたの人生をも支配しておられます。
そしてあなたの人生にご計画をもっておられます。
これを聞いて「俺、そんなの嫌だ~。自分の好きなように生きる~」と思わず言いたくなる方もおられるでしょう。
でも神のご計画はあなたが立てた人生プランより、はるかに素晴らしいものですからご安心ください。
それに神のご計画に抵抗しても、無駄ですから(笑)。

神がお入用な所で、神が命じられたことを、本気でやらせていただくのが最も素晴らしいことです。
天職ということにこだわっていると、かえって自分の天職が見えなくなってしまいます。

◎平安と祝福を祈っています。

        

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