悔い改めと、賠償と、辞職と

沖縄にある教会で起きた事件のことで裁判があり、先頃その裁判の判決がおりました。
原告側によると「完全敗訴」ということでした。
今日はこの事件について皆さんとご一緒に考えます。

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1.事件の経緯

その教会の牧師は当時20歳だった女性から相談を受け、結果としてその女性の相続財産である土地を教会に寄付させました。
まずこのこと自体が非常識であると言わなければなりません。
またこの女性からの寄付した土地を返してほしいとの申し出をその教会は拒否しました。

韓国のチョー・ヨンギ先生は、教会の信者である自分の妻の献金を返還せよとの未信者の夫からの請求があったとき、法的にはそうしなくて良かったにもかかわらず、全額返還に報じました。
なぜでしょうか?それは教会はこの世よりも高い倫理観を持つべきであり、格別に未信者に対して証にならないようなことをしてはならないと考えたからです。
聖書は「他人の物をむさぼるな」と教え、『愛は隣人に対して決して悪を行わない』のです。(ロマ書13:9,10)

この沖縄の教会は自称ペンテコステ派だそうです。
であるならペンテコステ派全体の指導者として認められているチョー・ヨンギ先生の例にならうべきでしょう。
また聖書の教えにも忠実である責務があります。

2.教会はどんなところでなければならないか?

教会は金儲けする場所ではなく、また事業所でもありません。
この天涯孤独の女性の相続財産を教会に寄付させたことが、そもそもの間違いですが、土地の返還請求があったときに、その代価がいかほど掛かろうとも返還に応じるべきでした。
そうするなら、すべての人の心の内側を見ておられる天の神は、この教会を何倍にも祝福されたでしょう。
しかしこの教会はそうしませんでした。
この女性を裁判に訴えるほかはないところまで追い詰め、挙げ句「完全敗訴」と言わしめるほどに叩きのめしました。
このすべてのことを神が見ておられます。神を畏れなければなりません。

3.日本福音同盟の果たすべき役割

日本福音同盟はカルト対策委員会を立ち上げています。
福音派はカトリックやリベラル派とちがい上部統括団体がないのですから、このような時に静観を決め込んだりせず信者の支援に乗り出さなければなりません。

a.この元信徒の女性に謝罪をすべきこと。
b.土地の返還に応じるか、土地の時価総額の分と土地賃貸契約相当の分の合計額と和解金を支払うこと。
c.宗教法人法に基づいて教会を再組織し、責任役員会を設けること。その後、牧師は責任をとって辞職すべきこと。

これらのことを地元牧師会と協力して実現するように努める必要があります

4.「大変だ!」となってからでは遅い

沖縄が東京から遠く離れていることもあってマスコミはこの事件に注目していません。
だからと言って、この事件を軽く見るなら後になって手痛いしっぺ返しを受けるでしょう。
様々な教会の人間関係を考慮したり腐心している場合ではありません。
マスコミが注目してからでは遅いのです。
もし私たち福音派教会が「自分のことだけしか考えない」「信者を集めることさえ出来れば何をしても良いと思っている」教会であるとのイメージが広がれば、教会の宣教は致命的な影響を受けます。
迅速に行動すべき時です。

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コメント

  1. マッキー より:

    ありのパパさんへ

    この記事から6年以上過ぎましたが、その後この教会と被害者の方々はどうされているのでしょうか…。

    被害者の一人の方は、その後信頼できる方の支援を受けて、精神的には立ち直られているようですが…。

    こちらの教会は、浜松やつくばのように大量の粛清や脱会者も出ずに、規模も温存でき、世襲の準備も万全のようですね。ただ、教会員の少子高齢化や不自然な男女比率などで将来的には危機的状況を迎えることは間違いないようですが…。

    加害者の人達やこの罪に加担した人達は、最後の審判の時、主の御前に立って、この事についてどのように申し開きをするのでしょうか…。強欲…。恐ろしいことです。

    神様の絶対的主権を信じてはおりますが、逸脱した教会の健全化は一部の信徒が祈って取り組んだところで、現実的には難しいようです。

    神様には神様の御計画があるのですから、余程の確信が与えられない限り、さっさと関係を断って逃げるのが、傷も浅くて済みそうですね。

    私も脱会後、先日別の教会で礼拝を捧げたのですが、久しぶりに主の臨済に圧倒されて感謝と喜びに満ち溢れました。
    餓え渇いていたのでしょう。
    感謝なことです。

    • ありのパパ より:

      こんばんは、マッキーさん。
      コメントをありがとうございます。

      この騒動の中で元信徒の方は得るところがなかったかもしれません。
      しかし、この騒動のお陰で日本の教会に「カルトとは何か」という問題意識を植え付けることができました。
      ですからこの騒動には神のご計画があったと考えるのが妥当でしょう。

      新しい教会での生活が祝されたものとなりますようにと祈ります。

      またコメントしてください。お待ちしています。

  2. マッキー より:

    ありのパパさんへ

    お祈り感謝します。
    しばらく教会難民ですが、この事も主が益としてくださることを信じます。