福音の中にはもともと経済的祝福が含まれている!

日本のキリスト教の伝統として「清貧」の思想があります。
これはお金を持っていても、あえて質素な暮らしをするというものです。
貧乏とは違います。
私たちが陥りやすい誤りとして、福音から経済的繁栄を除外するということがあります。
この問題を考えます。

「私たちを救い、御子に似た者としてくださるためにイエス・キリストをお与えくださった神が、それならばなおさらのこと、それ以外のことについても祝福して下さらない訳があろうか」[ロマ教会への手紙08:32]

        

1.福音の中には経済的祝福が含まれている

韓国のチョー・ヨンギ先生は神学校を出たての頃は物質的祝福抜きの福音を伝えていたそうです。
それが貧民窟を訪問伝道していたときに「イエス様を信じないと地獄ですよ」と思わず言ってしまったところ、その方は「今このところが地獄である。もし私が死後に地獄に行かなければならないとしても、このような生き地獄を味わわせている神を私は呪う」と叫んだそうです。

家に帰ってからチョー先生は泣きながら「神様、あの人が言っていることは正しいです。あの生き地獄の中で『神の恵みを信じなさい』と言うほうが無理な話なのです」と祈りました。
神はその祈りに答えてくださり、福音の中にもともとあった物質的祝福の恵みの真理を、聖書から教えてくださいました。
いったん発見してしまえば、なぜ今まで気づかなかったかと思うほどです。
それは「視点の転換」ということが起きたからです。

        

2.神に従うためにも経済的祝福を信じることが重要

ある学生伝道団体のスタッフがインタビューに答えて「信仰熱心で他の領域では神に忠実である学生であっても、就職の問題となると神様抜きの『この世思考』丸出しで、少しでも経済的条件の良いところを選んでしまう」と嘆いていました。

この方はその本当の理由をご存じないようでした。
それは福音の中に物質的祝福が含まれていることを教えていないから「では経済に関しては自分で責任を持たなければならない」と考えるようになるのです。
もし福音の中に物質的祝福が入っていることを明確に教えていたら「では経済の問題についても神を信頼し、神に従うことにしよう」となるのです。

        

3.我が国経済とこれから

豊かさを誇った我が国も、今では無残な状態を示しております。
その理由は、聖書の精神から遠く離れた政府の経済運営と、利己的な目先だけの利益を追い求めた経営者の失敗によります。

今こそ聖書の精神である公益資本主義をもって経済を運営するべきときです。
政治家も企業経営者も、悔い改めて方向転換をしなければなりません。

このような我が国の状況を鑑(かんが)みる時、教会は経済的祝福を除外した「割引された福音」を宣(の)べ伝えていてはいけません。

教会は政府指導者や企業経営者に悔い改めを迫る前に、まず自らが十全な福音を宣教せず、人々の必要を満たしてこなかったことを悔い改めることが必要です。

敗戦後、教会は自らが悔い改めなければならなかったのに、その自覚が全くなく、いたずらに人々に福音を伝えるのみで人間的・肉的な宣教に終始したため、教会と共に働いて御言葉を確かなものにしてくださる御霊なる神の働きが伴いませんでした。
それでキリスト教ブームと言われるものが過ぎ去ると、人々も引き潮のごとくに教会からいなくなったのでした。
これと同じ間違いを犯してはなりません。
まず自らが悔い改めてこそ、世の人に悔い改めを迫るときに御霊も共に働いて、宣教の働きを確かなものにしてくださるのです。

◎平安と祝福を祈っています。

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