無条件と無制限のちがい

今日は皆さんとご一緒に、無条件と無制限のちがいを考えます。
なぜかと申しますと、例えば家庭内暴力に悩むご両親が、子供の暴力に対してどのように対処すればよいのか分らないと申されるときがあるからです。

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①カウンセリングの指導の間違い

ずっと以前に、お子さんの家庭内暴力に悩む父親が「お子さんが暴れるのをそのまま受け入れてあげてください」とカウンセラーに指導されて苦悩しながらも言われたとおりに従っていたのですが、ある日とうとう忍耐の限界が来て、野球のバットで息子を殴り殺すという事件がありました。

②問題行動の原因として「愛されずに育った」というのがあるが‥

この愛されずに育ったというのは、言い換えると受容されずに育ったということです。
では解決のアプローチは何かというと、受容しないで育てたのが原因なのだから、受容すればよいというわけになります。
しかし、いくら口先で「お父さんとお母さんはお前を愛しているよ」と言っても、今まで散々傷つけられてきた子供は信じることが出来ませんので「てめぇ~、このヤロー。いい加減なこと抜かすんじゃね~」となります。

③受容されずに大人になった親は受容するといっても実際はどうして良いか分らない

ご両親は手探りでお子さんに向き合います。
必死になりつつも、心の中では「この行動は受け入れてよいのだろうか。なにかおかしい。なにか間違っていないか?」と思うのですが、カウンセラーから愛情不足が原因と言われて罪責感でいっぱいなので冷静に考えることが出来ません。
しかし、このような場合にこそしっかりとした対応をとることは非常に大切なことです。

④無条件とは受容するのに(ありのままを受け入れるのに)条件をつけないこと

無制限とは、相手が何をやっても際限なく受け入れることです。
親は子供を、条件をつけないで愛します。(無条件)
しかし、何をやってもいいわけではありません。(無制限)
さらに、なにをやってもいいわけではないが、なにをやったとしても、それでもなお受け入れ愛します。(無条件)

⑤このちがいが分ると、親は子育てが楽になる

もやもやから解放され、叱るときはびしっと叱れます。
この場合は叱るケースだろうか、黙って受け入れるケースだろうかなどと、うだうだ悩まなくなります。
そしてどういうわけか子供さんも明るくなります。
いくら叱られても、両親の愛情がなくなったわけではないと知っているからです。

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