匿名と無名は同じようであっても、中身は大違い

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1.匿名と無名のちがい

匿名とは、広辞苑には「自分の名前を隠して知らせないこと」とあります。

無名とは、同じく広辞苑によると
①名を記さないこと。無記名。

②名の分らないこと。例.無名戦士の墓

③世間に名の知れていないこと。名高くないこと。⇔有名。

2.相互支援グループが使用する無名性の原則とは?

アルコール依存症者の自助グループなどでは、無名性の原則というのがあり、自己紹介するときなどは実名を名乗らずに「アル中のダニーです」などと言います。
これには色々な意味があります。

①「依存症から解放された」と言うと世間はちやほやしますが、これが再飲酒への逆戻りの原因になったりするので。

②自分の力で依存症から解放されたのでないから。

神様の力によって解放していただいたのだ。
だから私は何者でもない。ただの解放された者に過ぎない。

③再飲酒してしまった場合に、世間に失望を与える可能性があるために無名にとどまる。

3.ネット上の匿名による行為

インターネットの普及に伴い、掲示板やブログなどのコメント欄に匿名による投稿が当たり前のこととなっています。
そのなかには悪意のあるコメントを匿名で書きなぐっているものも多くあります。
いわゆる公衆便所の落書きというやつですね。
これをネットゴキブリとも言います。

このようにみると、匿名と無名とは似たような言葉ですが、本質的にちがったものを指す言葉であることがお分かりになると思います。

匿名とは名前を隠さないと言えないようなことを言うときに用いる言葉。

無名とは「名乗るほどの者ではないので、あえて無名とさせていただきます」というところでしょうか。

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