再建主義セクトの間違いとは何か?

「私たちユダヤ人がローマ帝国から独立して、自分たちの国を建てるのは、今でしょうか。イエスは答えて言われた。『そういう時は、天のお父様が決めておられるのですから、あなたがたは知らなくてもよいのです。』」(現代訳聖書)

西暦28年頃にこの質問がなされ、実際にイスラエルが建国されたのが1948年ですから、この言葉が実現するまでに1920年間が必要だったわけです。

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アメリカ福音主義教会における再建主義神学の影響

再建主義の影響が特に強いアメリカ福音派教会は、神の王国の実現のために非聖書的手段をも辞さないことが多々ありました。

国内では貧富の差を極端に助長する経済政策に賛成してきました。
あげくに医療や教育、福祉などの切り捨てにも協力しました。
旧約聖書の現代への手前勝手な適用を行い、教育・福祉などは教会が行えばよいとしました。
(チャーチ・スクールもこの視点から見るなら危険な存在です。教会員の子弟でない子供たちは、どうなってもよいと言っているようなものだからです。)

結局どうなったかといえば、アメリカ経済は破たんしました。
アメリカビッグスリーの経営者は、倒産を免れるための税金の投入を依頼するために、アメリカ国会に自家用ジェットに乗ってやってきました。
倒産しかかっている企業の経営者がやることでしょうか。
これ位、道徳的感覚が麻痺していたのです。
富の収奪を繰り返しているうちに、金などはいかようにも馬鹿な国民から絞り上げることができると錯覚したのです。

外交政策では、自分たちの考える正義を実現するために決して黙認してはならない不正義も容認しました。
これがイラク戦争の泥沼にアメリカを引きずり込みました。
これらは最もイエスの御意(みこころ)に反する行いです。

イエスが教会に命じたことは何だったのか?

「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります」(新改訳聖書)

王国の建設などということは父である神に任せて、あなたがた(クリスチャン・教会)には別の任務があるというのです。
それは聖霊のバプテスマを受け、そして自分の住んでいる都市から始めて、自国のすべて、近隣諸国、さらに全世界に福音の宣教を行いなさいというものです。

イエスがなされた二つの命令

一つ目は聖霊のバプテスマによって聖霊に満たされること。

二つ目は聖霊に満たされ続けることによって、自分の住んでいる都市から始めて、その範囲を全世界に広めること。

極論するならば、後のものはこの命令に付随するものだとも言えるでしょう。
私たち教会が優先順位を誤るとき、災いを自ら招きます。
これを迫害だなどと詭弁を弄してはなりません。
イエスは地上に王国を建てるようなことは知らなくてよいと言われました。
やってはならないと言われたことをやるとき、手痛い失敗をこうむるのは必然です。

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