世間では尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の映像流出問題で持ちきりです。
しかしそれより少し前に表沙汰になった警視庁の国際テロ情報流出事件はどうなったのでしょうか?
警察・検察はまさかこの事件をうやむやにしようとしているのではないでしょうね(笑)。
今日は皆さんとご一緒に、この報道されることが極端に少ない流出事件について考えてみたいと思います。
1.内部通報者がいるという見方があります。
①通算六年間の記録が流出しています。
幹部は二年毎に移動を繰り返すので、同一人物が情報にアクセスできるのは二年間だけです。
その情報が六年間分流出したということは、次のような可能性を考えることが出来ます。
それは同じ部署を担当したものが三代に続いて情報を融通し合ったという可能性です。
しかしこれは現実的に考えると難しいことです。
②内部通報者の動機。
尖閣諸島沖での中国漁船衝突映像を流出させた海上保安庁職員の気持ちを察することは容易です。
彼は政治的立場によるのではなく、ただ国民に何が起きたのかを知ってほしかったと明確に述べています。
これに比べて国際テロ情報を流出させた者が内部にいると仮定すると、その者の動機を推察ことは難しいです。
ある人は「警視庁内部の権力争いが原因である」と言いましたが、中々納得するのが難しい理由ではあります。
警察・検察という組織は組織防衛のためには暴走することがありますが、内部の権力争いが原因でこのような暴走を起こすでしょうか?
2.外部の者の仕業であるという見方。
①流出元を特定できないように巧妙にカモフラージュしている。
ルクセンブルクにあるサーバーから情報を流出させたとのことです。
もちろんルクセンブルクにまで行かなくてもルクセンブルクにあるサーバーにアクセスすることは可能です。
しかし手口からは巧妙・用意周到・水も漏らさずと言ったようなキーワードが連想されます。
とても個人の犯行であるとは思いにくいです。
やはり外国の諜報機関の仕業か、それとも民間の秘密暴露団体によるものなのではないでしょうか?
②犯行者の動機は何か?
まさか「国際テロ情報を国民に知ってもらって、何が行われているかについて確認してもらいたかった」というものではないと思います(笑)。
なぜならそれをすることによって果たすことの出来る大義(たいぎ)がないからです。
3.マスコミの果たすべき役割
①どのようにして機密情報は流出したのか?
アメリカでも現在、イラク戦争に関する秘密情報が漏れて大問題になっています。
ウィッキーリークスという名前の団体が集めた機密情報は莫大なものです。
機密情報に接する個人に働きかけて僅かな期間に何万件もの情報を集めました。
アメリカ政府はこれに対して打つ手が無いようにも見えます。
②サイバー攻撃による機密情報の流出
私たち日本人は機密は流出しないものだと思い込んでいますが、機密がサーバーに保存されている限り、不正アクセスによって情報を奪われる危険は常に存在します。
アメリカ国防省の機密情報にしてもサイバー攻撃を常に受けているといいます。
③マスコミはなぜこの問題を報道しないのか?
それは尖閣問題の方が、分かりやすくセンセーショナルで、ワイドーショー的であるからです。
白黒つけやすくカンカンガクガクの議論をし、紙面と時間をつぶすことが出来ます。
しかしどうぞ、戦前のマスコミが報道すべきことを報道せず、お茶を濁したような報道に満足している間に、日本の議会制民主主義が終焉を迎えてしまったということを忘れないでいただきたいのです。
マスコミの方々はどうぞ易(やす)きに流れないでください。
◎尖閣問題はもう良いですから(笑)、今度は本腰を入れて警視庁の国際テロ情報流出事件を報道してくださるように、マスコミの方々にはお願いしたいと思います。