この6月4日は1989年に中国の天安門広場で人民解放軍による百万人にのぼるデモ参加者に対して無差別の殺傷が行われた日です。
今でも、それを伝えるNHKの女性アナウンサーがショックを受けてニュース原稿が読めなくなってしまったのを覚えています。
1.さて、虐殺された人数については諸説あります。
一人も死んではいないという馬鹿者から、数万人規模で虐殺が行われたという人までおります。
2000年に当時17歳だった息子を人民解放軍に虐殺された両親が、殺された人々の名簿を作ろうと動き始めたところ、勤務先の大学を追われ、ほぼ自宅軟禁といっても良い状態に置かれました。
食料品などは指定の店のみで買わなければならなくなったそうです。
このことは中国が今でも人権が全く守られず、民主主義が全く機能していていないことを表しています。
ありのパパは中国が人権を尊重し、民主主義が生まれるまで、毎年6月4日には「天安門大虐殺事件」のことを書こうと決めました。
ところで南京大虐殺についても、そんなものは存在さえしなかったという気狂いから、中国政府の公式発表のように30万人という人までおります。
ありのパパは乱暴な意見であることを承知した上であえて申しますと、南京大虐殺で殺された人々の数と天安門広場で虐殺された人数は同じぐらいではないかと思っています。
a.死体をかき集めて、火気砲で焼却したということが伝えられています。これが事実なら日本軍の三光作戦(殺し尽くす。盗み尽くす。焼き尽くす。)をも上回る残虐さであり、デモ参加者百万人のうち何割が殺されたかと考えると大体の数字が浮かびます。
b.今でも正確な死者数を公表していないばかりか、真相を究明しようとする人たちを弾圧していること。これは明らかになると困ることがあるから、そうしていると思うのですが、それは死者数についてではないでしょうか。
c.文化大革命の被害に遭った人々の証言は今でもよく聞きます。しかし天安門事件について語る人はきわめて少数です。これは「死人に口なし」ということではないでしょうか。
ポーランドではナチスドイツによって行われた有名な虐殺事件について、両国の合同調査委員会が調べ直し、正確と思われる数字を改めて発表しました。
このようなことは人権尊重と民主主義が機能しているからこそ出来ることです。
中国と我が国の関係では、このようなことは夢のまた夢でしょう。
2.あの当時の中国共産党内部の事情についてネットで調べてみると、文化大革命で毛沢東に洗脳された紅衛兵(高校生・大学生が大半を占めていた)に迫害された経験を持つ多くの共産党幹部は、天安門広場に集結する学生たちに本能的な恐怖と嫌悪感を感じたようです。
そして暴走しました。
民主主義体制も暴走することはありますが、民主主義体制である限りどこかで揺り戻しがあります。(アメリカのように。)
しかし一党独裁体制では修正は効かず、かえって真実の隠蔽(いんぺい)が図られます。
このことでも一党独裁が間違った政治思想であることが明らかです。
現在、中国家の教会のクリスチャンの数は全人口の一割程度であると言われています。
歴史上、日本をのぞいてキリスト教抜きで民主主義が正常に機能した国はありません。
中国の場合、家の教会のリバイバルが継続し、人口の3割を突破する頃に民主主義が機能し始めるのではないかと推測しています。
韓国の場合も、あれだけ軍事政権が市民を蹂躙したにもかかわらず、クリスチャン人口が3割を超えたころから、健全な民主主義が機能し始め、そしてあらよあらよと言う間に人権と民主主義の面でも日本を追い越したように見えます。
3.このことでありのパパは気づいたことがありました。
南京大虐殺と天安門大虐殺に対する人々の姿勢に共通したものがあるのです。
それはどちらの国にも、真実に対して正直になる勇気を持たぬ卑怯者がいるということです。
かれらは良心を持たぬ者、どうしようもない人間のくず、売国奴です。
南京大虐殺を勇気を持って正直に認めるものだけが、天安門大虐殺事件について発言する資格を持ちます。
このように見てくると、正直であることがどれだけ大事なことであるかが分かります。
正直でなければ、個人の人生を台無しにしてしまうのはもちろん、国家の安定と平和を脅かしかねないのです。