西洋人と日本人

西洋人と日本人は違うとよく言われます。
ある精神科医が次のように言われました。
「日本人が鬱(うつ)などの精神的病気になるのは、自分は人と違うのではないかと思い悩むからです。しかし西洋人がノイローゼなどになるのは、自分は人と同じであり、個性がないのではないかと思い悩むからです。これぐらい西洋人と日本人は違います。」
これを聞いて、ありのパパも初めは納得していたのですが、段々と本質的な部分に目が行くようになりました。
それは西洋人も日本人も、人と比較しているということです。
違うのは片方はみんなと違うのではないかと悩み、もう片方はみんなと同じになっているのではないかと悩むのです。
人と自分を比較しているということでは、全く同じであり変りがありません。

人が幸せになる秘訣は三つあります。

1.ありのままの自分自身をそのまま受け入れること。

親御さんが自分の子供に向かって「誰それちゃんは、これが出来るのに、あなたは出来ないのね」と言ってはなりません。
なぜかというと、子供は親子関係を通して、大切な存在である自分自身を受け入れていくからです。
親が子供を他の子供と比較するということは、相対的な基準で子供を評価するということです。
この相対的な評価にさらされると、子供は自分をかけがえのない存在とあると思うことが出来なくなります。
親を通して、絶対的な肯定的評価を得ることが、子供にとっては大切なことです。
この時期に肯定的な自己評価を持つことが出来た子供は、成長への無限の資源を持つことになります。
養育者によって肯定的評価を得られなかった人も、失望することは全然ありません。
なぜなら自分が自分自身を肯定的に評価すれば良いからです。
またイエスに親替えをしていただくなら、少なくとも肯定的評価をしてくれる二人の親がいることになります。

2.ありのままの自分自身を受け入れることが出来たら、無限の成長を目指すことです。

自己受容できている人にとっては、相対的な評価や他人と比較されることは、何らのダメージにならず、却って成長への動機付けになります。
人と比較することによって、自分はどのぐらい成長できているかを客観的に知ることが出来るからです。
ただし、これは心の世界には適用できません。心の問題については、他者との比較は厳禁です。

日本人は恥をかくことを極端に嫌う国民ですから、競争原理が強く働きます。
卑近な例で申し訳ないのですが、お客さんが来なければ家の掃除をしない主婦であっても、誰かが来ることが分かっていれば馬力を掛けて掃除に励みます(笑)。

3.自分の個性・長所と短所・才能を良く知ることです。

ある人々は不利な所に不利な所にへと自分を追い込みます。
どういうことかと言うと、職業選択において自分に向いていない職業についてしまうということです。

ある人は老人福祉施設で働いていましたが、セールスマンに転職しました。
その人には人を大切にする心の優しさがありましたが、押しの強さはありませんでした。
何がその人を突き動かしたのか分かりませんが、とにかくその人は歩合制のセールスマンになりました。
その結果、その方は成績が上がらないということで、心に傷を持ち、劣等感に悩まされるようになりました。

ある人は手先が器用でないのに、工場のベルトコンベアーの仕事に就きました。
他の人が出来ることが、その人には出来ないので、いつも工場の責任者から指導を受けなければなりませんでした。

皆さんには自分が向いていない職業についてしまうということがないでしょうか?
これの原因は、自己受容できていないということと、隠れた万能感があるからです。
このような人々が、無意識の領域で自分自身にどのように語っているかというと、「これが出来たら私は合格、出来なかったら不合格」と言っているのです。
それでわざと自分の不得意な領域を選んで、職業につくというようなことをします。

自己受容できており、かつ自分の強みを知っていれば、自分を生かすことの出来る職業につきます。
というか、職業の方から自分に向かってやってくるという感じになります。

◎人と比べて自分が幸せかどうかを計ることをやめない限り、幸せになることはできません。
しかし人間には、他人と自分を比べて自分を評価することをやめる力がありません。
ただキリストだけが、その力を与えることができます。
キリストは十字架の上で、二元の壁を打ち壊してくださり、「みんな違って、みんな良い」という一元の世界を切り開いてくださいました。
だれでも、自分の無力を認め、このキリストを信じ、自分の意志と生き方を神の配慮に委ねる決心をするなら、即座に神の力がその人のうちに働き始めるのです。
祝福を祈っています。

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