恐れから解放されて生きるために(その1)

恐れには健全な恐れと病的な恐れがあります。
たとえば目をつぶって歩くと、二・三歩は前に進めますが、それ以上は足がすくんで前に進めなくなります。
これは本来人間が持っている自己保存機能が働いて、足をストップさせるからです。
ここでこの機能が働かず、どんどん前に進んでしまうようだと、事故にあってしまう確率が飛躍的に高まるでしょう。

これに対して病的な恐れと言うものがあります。
何も恐れる必要がないことをわかっているのですが、自分でも説明がつかない内的な恐れというものを持っている場合があります。
日本人から韓国人を見ると無鉄砲ではないかと思えることがあります。
なぜあんなに恐れを持たずに行動できるのかと不思議に思うのです。
(これがある人々のやっかみを引き起こす原因になっているのかもしれません。大変みっともないことです。)
日本人は石橋をたたいて渡ると言いますか、とても慎重です。
それに輪をかけて慎重なのが、日本のキリスト教会です。
石橋をたたいても渡らないどころか、石橋をたたいて壊してしまうほどです。
しかしこのような日本人が、いったん思考停止の状態になってしまうと、突然神風飛行隊になってしまいます。
教会もマインド・コントロールによって思考停止に陥ると、突然一直線に熱狂・主観主義に走ってしまいます。

○このように見てみると、私たち日本人に必要なのは、思考停止に陥らないように警戒しつつ、訳の分らない恐れから解放されて生きていくことであると思います。

では恐れから解放されて生きていくためにはどうしたらよいのでしょうか。

①人の心の奥底には神でなければ埋めることの出来ない「寂しさ(さみしさ)」が存在します。

その寂しさが埋まらない限り、一人ぼっちの孤独感からくる自信のなさが恐れの原因になります。
神様に、私の心のうちに来ていただくことだけが、解決策です。
『シオンの娘よ。喜び歌え。楽しめ。見よ。わたしは来て、あなたのただ中に住む。』〔ゼカリヤ書2:10〕(新改訳聖書)
神が私のうちに、遊びに来てくださるのでもなく、週末の間泊まりに来るのでもありません。
このように間違って理解しているクリスチャンがなんと多いことでしょうか。
それ故、寂寞感(せきばくかん)から来る孤独感に悩んでいる人が多いのです。
そうではなく神様は、あなたの一生の間(そして永遠に)ご一緒に住んでくださるのです。
少しの間一緒にいるだけなら、自分の嫌なところ、悩んでいること、途方にくれていることなどを話してみようとは思わないでしょう。
しかし、一生の間ずっと一緒にいてくださると言うのなら、あなたならどうしますか?
わたしなら腰を落ち着けて、自分の問題について神に向かって語りだすでしょう。

○もちろん家に住んでくださるといっても、目には見えませんから(実際、見えたら大変です)、この地上にいる間は信仰によって、そのように理解し確信して歩んでいくのです。

②私たちには傷つけられることへの本能的恐れがあります。

誰も傷つけられて喜ぶ人はおりません。
しかしその傷つけられることへの恐れが、私たちの心を萎縮させ、行動を制限し、神のみこころ通りの人生を生きるのを阻害することが多いのです。

何のバックもなく、一人ぼっちで仕事をやり遂げることほど、恐れを抱かせることはありません。
フリーランスで生きる人はよくそのように言います。
企業の一員であるとき、自信を持って仕事を成し遂げていくことが出来るものです。
自分の力で物事が進んでいたのではなく、自分の所属する会社の名前で、自分は仕事をしていたに過ぎないことが退職してからはっきり分ったとおっしゃる大企業の社員さんもおられます。

一人であっても自信を持って生きていけと言いますが、「あほか。」とありのパパは言いたいです。
人間は神様を親の七光りとして、神の家族の一員として、神様の名前で仕事をするように、備えられているのです。
はっきり言いますが、自分を知らないから、そんな傲慢なことが言えるのです。
本当の自分の力、限界、無力さを知っていたら、「あぁ、神様の子供でよかった。これからは神様のご威光を笠に着て仕事をさせてもらう。」と言うのです。(ただし、乱用は罰を伴います。)

この傷つけられることへの恐れからの解決策は自分が神の神殿であり、その神殿を傷つけようとする者を、神は滅ぼしてしまわれるのだということをしっかりと知ることです。

『あなたがたは神の神殿であり、神の御霊があなたがたに宿っておられることを知らないのですか。もし、誰かが神の神殿を壊すなら、神がその人を滅ぼされます。あなたがたがその神殿です。』〔Ⅰコリント3:16〕

○だからあなたはもう恐れる必要はないのです。
自信を持って生きていってよいのです。
あなたがやることが、神の御心であるなら、必ず成功します。
このように自分自身に言い聞かせてあげるのです。
このようにして私たちは傷つけられることへの本能的恐れに縛り付けられることから解放されることが出来ます。

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