ありのパパはずっと不具合感というか、不全感に悩んでいました。
精神科の医師に相談する機会があり、その時に「離人症的症状に悩んでいます」と申し上げたところ、医師が「私もそうです」と言われ、互いに顔を見合わせたことがありました(笑)。
これは楽しい思い出ですが、自分の問題は自分で解決しなければ、誰も解決してくれないときもあります。
1.ところで皆さんは、多くあるカウンセリングの流派の中でどれが一番効果があるか、ご存じでしょうか。
もちろん当人にどれだけ責任能力があるかによっても違ってきます。
不具合感を感じながらも、正常な社会生活を営めているようなレベルであるなら、「自己カウンセリング」と呼ばれるものが一番効果があると思います。
これは別名で「自己洞察」とも呼ばれるものです。内観(ないかん)と呼ばれる心理療法も、この流れにあるものです。
①これの良い点は、当たり外れがないことです。
自分が自分自身を見立てるのですから、ある意味では間違いようがないとも言えます。
しかし抵抗が大きい場合は、間違って原因を特定してしまうことがあり得ます。
その場合でも、全く無駄になるということはなく、次のステップに向けての準備となることがほとんどです。
どういうことかと言うと、間違った思い込みであっても、そう思うには思うなりの理由があるということです。
だから完全な見立て違いということはありません。
これに対してカウンセラーに診てもらうカウンセリングですと、内心では「ちがうな~」と思っても、カウンセラーに悪くて「そうじゃないと思います」と言えない場合があります。
特に日本人ですと、この傾向が強いです。
②生涯にわたって、自己カウンセリングは続いて行く。
カウンセラーによるカウンセリングですと、一週間に一回の45分の面談が何ヶ月か続きます。
長くても数年です。
これに対して自己カウンセリングは死に至るまで続くものです。
そうです。私たちは変わり続けていくことが出来るのです。
これこそ、キリストにある成長ということです。
③では欠点はないのでしょうか?
あります。自分で自分自身を見立てますから、どうしても甘くなりがちですし、一方的であり、視野が狭くなりがちです。
自分では「私もなかなか深いところまでわかってきたな」などと、自惚(うぬぼ)れているのですが、周りの人はお腹の中で「あの人、ちっとも変わっていない」などと思われているかもしれないのです。
人が自分に対して言うことが、いつも正しいとは限りませんが、仲のよい心を許している友人が、自分に言ってくれることは大体合っていると思って良いのではないでしょうか。
一度、勇気をもって友人に「私のこと、どう思う?」と聞いてみたら如何(いかが)でしょうか。
それで大喧嘩になっても、ありのパパは知りません(笑)。
2.自分の問題を特定する。
何事もそうですが、焦点を正しく合わせることが、物事がうまく秘訣です。
「キリストにある成長」と言っても、ただ漠然と成長しようと思って成長できるわけではありません。
まず第一に大切なことは、「自分の成長を阻んでいるものは何か」ということを特定することです。
人によっては「私は別段問題がないんですが」などと真顔で言う人がおられます。
問題がないということは「私は罪人ではありません」と言っているに等しいことです。
しかし聖書には『すべての人は罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず』(新改訳聖書)とあるのです。
ですから断言できますが、どなたも「自分は問題をもっていない」と言うことの出来る人は一人もいないのです。
①ありのパパの生涯的な問題は、アダルトチルドレンであるということです。
これを発見できたとき、どんなに嬉しかったか分かりません。
なぜなら原因が分かれば、治しようが必ずあるからです。
それまでは漠然としており、霧がかかっているようでした。
(この問題を何とかしようとする過程で、ペンテコステ運動に出会うことが出来ましたので感謝しております。)
日本人の実に八割がアダルトチルドレンであるという人もおります。
あなたは如何(いかが)でしょうか?
少しでも思い当たるフシがあるなら、ご一緒に癒しの道を歩んでまいりましょう。
②「リカバリー」という本との出会い
リカバリーという名前の一冊の本を読んで、ありのパパは「自分のことが書いてある」と感じました。
16年前、東京まで東名高速バスに乗って買いに行ったのを覚えています。
それまではこんな問題を抱えているのは自分だけだと思っていたのに、同じ問題で悩んでいる人が多くおられることに勇気づけられました。
人によっては、「あなたは何々病です」とレッテルを貼られることを嫌がる人もいます。
しかし癒されようとするなら、自分の問題がどこにあるかを特定することは必須のことです。
これなしには、どんなことをしても、子供だましに過ぎません。
なぜなら骨折している人に絆創膏を貼り、風邪を引いている人に湿布をするようなものだからです。
③自分の問題が特定できたら、解決のためにすべてのリソース(資源)を動員する。
これは治るために、他のものを切り捨てるということではありません。
そうではなく、すべてのものを有機的に動員するということです。
たとえば教会の活動に参加する場合や、地域のボランティアに参加するときなど、自分の癒しを促進するのに有利な活動を選ぶということです。
伝道するような場合でも、自分とは全然共通点がない人に伝道するよりも、同じような悩みをもっている人にキリストを伝えた方が効果があります。
◎このようにして私たちは生涯にわたって『キリストの完全な御姿に似るところまで成長すること』[ピレモン6節]ができるようになります。
「この道」を生涯歩ませていただきましょう。
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